
留守番させると、また部屋が荒れているかも
と心配になりますよね。
犬が留守番中にいたずらする理由は、単なるわがままとは限りません。
退屈や運動不足、不安など、さまざまな理由が考えられます。
原因が違えば、取り入れたい対策も変わります。
この記事では、犬が留守番中にいたずらする原因を紹介します。
具体的な対策や、ペットカメラを使った確認方法も見ていきましょう。

1. 犬が留守番中にいたずらするのはなぜ?

「どうして留守番のときだけ荒らすの?」と疑問に感じますよね。
犬のいたずらには、いくつかの理由が考えられます。
まずは、愛犬に当てはまりそうな原因を探してみましょう。
退屈して遊びや刺激を求めている
留守番中にやることがないと、犬が自分で遊びを見つけることがあります。
その対象がティッシュやクッションになることも。
飼い主さんから見ると、いたずらに見えるでしょう。
しかし犬にとっては、気になる物で遊んでいるだけの場合があります。
特に長時間の留守番では、退屈する時間も増えます。
帰宅後の状態だけで判断せず、留守番中の過ごし方も確認してみましょう。
運動不足でエネルギーが余っている
十分に体を動かせていないと、留守番中も活動したがることがあります。
部屋を歩き回ったり、物を噛んだりする場合もあるでしょう。
留守番前には、次のような時間を作ってみてください。
- 無理のない範囲で散歩する
- においを嗅ぎながら歩く
- 室内で遊ぶ
ただし、激しく運動させればいいわけではありません。
年齢や体調に合わせて調整してくださいね。
飼い主がいないことに不安やストレスを感じている
飼い主さんがいなくなることで、不安になる犬もいます。
その不安から、ドアや家具を噛む場合があります。
飼い主さんが出かけた直後から落ち着かないなら、留守番中の様子も確認したいところです。
吠えたり、部屋を歩き回ったりしていないかも見てみましょう。
ただし、物を壊しただけで原因を決めるのは避けてください。
ほかの行動とあわせて判断していきます。
留守番そのものへの負担が気になる方は、「犬の留守番はかわいそう?何時間までOKか・ストレスを減らす対策を解説」も参考にしてみてくださいね。
子犬は好奇心や歯の生え変わりで物を噛むことがある
子犬は身の回りにある物へ興味を持ちやすい時期です。
気になる物を口に入れたり、噛んだりすることがあります。
また、歯の生え変わり時期には、物を噛みたがることも。
家具やスリッパなどが対象になる場合があります。
「いたずらをやめさせる」だけではなく、噛まれて困る物を片付けておきましょう。
安全に噛めるおもちゃを用意する方法もありますよ。
子犬の噛み癖について詳しく知りたい方は、「子犬の噛み癖は自然に治る?原因と対策」も参考にしてみてくださいね。
VCA Animal Hospitalsの子犬の歯と噛む行動に関する解説でも、子犬は口を使って周囲を探索し、歯の生え変わりに伴って物を噛むことが紹介されています。
いたずらや破壊行動がすべて分離不安とは限らない
「留守番中に物を壊す=分離不安」と決めつけないようにしましょう。
退屈や運動不足など、別の理由でも破壊行動は起こります。
分離不安が気になる場合は、次のような様子も確認してください。
- 留守番中に激しく吠え続ける
- 飼い主さんが離れると強く取り乱す
- 普段とは違う場所で排泄する
こうした行動が続く場合は、獣医師へ相談しましょう。
必要に応じて、行動診療に詳しい獣医師などへの相談も検討してください。
2. 留守番中に多い犬のいたずら・破壊行動

「うちの子のいたずらはよくあること?」と気になる方もいますよね。
留守番中のいたずらは、対象によって危険度も変わります。
よくある例と注意したいポイントを見ていきましょう。
ティッシュやゴミ箱を荒らす
ティッシュやゴミ箱に興味を示す犬は少なくありません。
においが残ったゴミは、特に犬の興味を引く場合があります。
ゴミ箱を倒して、中身を散らかすこともあるでしょう。
問題なのは、散らかることだけではありません。
食品の包装や串などを口にすると、事故につながります。
留守番するときは、犬が触れない場所へ移動させましょう。
ソファやクッションを噛んで壊す
ソファやクッションを噛み、綿を出してしまう犬もいます。
噛む行為そのものを楽しんでいる場合もあるでしょう。
ただし、中綿や布を飲み込むと危険です。
留守番中に壊すことが分かっている物は、犬から離しておきましょう。
家具そのものを移動できない場合は、留守番スペースを変える方法もあります。
家具や壁・床を噛む
テーブルの脚や壁、床などを噛むケースもあります。
退屈だけでなく、不安から出口付近を傷つける場合も考えられます。
まずは、どの場所を噛んでいるか確認しましょう。
毎回同じ場所なら、原因を探す手がかりになります。
噛む場所を物理的に避けられる環境へ変えることも考えてみてください。
コードや家電など危険なものを噛む
電源コードや家電へのいたずらは、特に注意したい行動です。
感電やケガなどにつながるおそれがあります。
留守番前には、次のような物を確認しましょう。
- 電源コードや充電ケーブル
- 小型家電や電池
- 犬が倒せそうな家電
コードはカバーを使う方法もあります。
できるだけ犬が届かない状態にしてから外出してください。
誤飲・誤食につながるいたずらには特に注意する
留守番中は、飼い主さんがすぐに止められません。
そのため、誤飲や誤食につながる物は事前に片付けておきましょう。
例えば、次のような物があります。
- 薬や人の食べ物
- 小さなおもちゃや日用品
- ゴミや食品の包装
「今まで食べたことがないから大丈夫」と考えないほうが安心です。
誤飲や誤食が疑われる場合は、自己判断で様子を見続けず、動物病院へ相談してください。
留守番中に起こりうる事故や安全対策については、「犬が留守番中に死んでた…を防ぐには?事故を防ぐための対策」でも詳しく紹介しています。
3. 犬の留守番中のいたずらを防ぐ対策
「できれば叱らずに、いたずらを減らしたい」と思いますよね。
ポイントは、犬がいたずらしにくい環境を先に作ることです。
原因に合わせながら、できるところから始めてみましょう。
留守番前に散歩や遊びで適度に運動させる
退屈や運動不足が原因なら、留守番前の過ごし方を見直してみましょう。
散歩や遊びを取り入れることで、体や頭を使う時間を作れます。
例えば、次のような方法があります。
- 散歩で適度に体を動かす
- においを嗅ぐ時間を作る
- 室内でおもちゃを使って遊ぶ
散歩の距離だけを増やす必要はありません。
愛犬が落ち着いて留守番へ移れる過ごし方を探してみてくださいね。
ゴミ箱や食べ物など触ってほしくないものを片付ける
犬に触ってほしくない物は、外出前に片付けましょう。
いたずらできる物そのものを減らす方法が取り入れやすいです。
ゴミ箱はフタを閉めるだけでは開ける犬もいます。
犬が入れない部屋へ移動させる方法もありますよ。
食べ物やティッシュなども、届かない場所へ収納してください。
コードや危険物を届かない場所に移して事故を防ぐ
留守番環境では、いたずら防止と事故防止を一緒に考えましょう。
特にコード類は、噛まれる前提で配置を見直したいところです。
床に出したままにせず、犬が届かない場所へ移します。
移動できないコードには、カバーを使う方法もあります。
薬や洗剤なども、扉のある収納へ入れておくと安心です。
犬が安心して過ごせる留守番スペースを作る
家中を自由に移動できる状態が合うとは限りません。
安全を確保したスペースで過ごす方法もあります。
留守番スペースには、次のような物を用意しましょう。
- 水とトイレ
- 落ち着いて休めるベッド
- 安全に使えるおもちゃ
ケージやサークルを使う場合は、普段から慣らしておきます。
閉じ込められることで強く不安になる犬には、別の方法を考えてください。
ケージを使った留守番を考えている方は、「犬用ケージの選び方とおすすめ商品」も参考にしてみてくださいね。
留守番用のおもちゃは安全性を確認して選ぶ
退屈対策として、おもちゃを用意する方法もあります。
ただし、留守番中は飼い主さんが近くにいません。
安全性を優先して選びましょう。
確認したいポイントはこちらです。
- 丸のみできない大きさか
- 簡単に壊れて破片が出ないか
- 普段から安全に遊べているか
新しいおもちゃを、いきなり留守番中に与えるのは避けましょう。
まずは在宅中に使い方を確認してくださいね。
留守番中に使えるおもちゃを探している方は、「犬の留守番に安全なおもちゃの選び方」もあわせて確認してみてください。
短時間から少しずつ留守番に慣らす
留守番への不安が強い犬は、短い時間から練習してみましょう。
いきなり長時間一人にすると、落ち着けない場合があります。
例えば、次のように段階を踏みます。
- 飼い主さんが別の部屋へ移動する
- 数分だけ家の外へ出る
- 落ち着ける範囲で時間を延ばす
強く不安を示す場合は、無理に時間を延ばさないようにしてください。
状態が続くなら、獣医師などへの相談も考えましょう。
4. ペットカメラで留守番中のいたずらの原因を確認する

「留守番中に何をしているのか見てみたい」と思いますよね。
帰宅後の部屋を見るだけでは、いたずらした理由までは分かりません。
ペットカメラを使い、行動の前後を確認してみましょう。
いつ・どんな状況でいたずらしているのか確認する
いたずらが始まるタイミングを見ると、原因を探しやすくなります。
飼い主さんが出てすぐなのか、数時間後なのかを確認しましょう。
その前に何をしていたのかも見てください。
眠っていた犬が物音で起き、その後いたずらするケースも考えられます。
時間と状況を一緒に記録しておくと比較しやすいですよ。
留守番中の様子を確認できるカメラを探している方は、「犬の見守りカメラの選び方」も参考にしてみてくださいね。
退屈・外の刺激・不安など行動のきっかけを探る
いたずらの直前に何が起きたかを見るのがポイントです。
例えば、次のような様子を確認します。
- 暇そうに部屋を歩き回っている
- 外の音や人の気配に反応している
- 飼い主さんの外出直後から落ち着かない
数日分を比べると、共通するきっかけが見えてくることがあります。
原因に合わせて、環境や留守番方法を見直しましょう。
吠える・歩き回るなどほかの行動もあわせて確認する
いたずらだけでなく、前後の行動も確認しましょう。
不安が強い場合は、ほかの行動が同時に見られることがあります。
例えば、吠え続けたり、部屋を歩き回ったりする場合です。
ドア付近から離れられない様子がないかも確認してください。
複数の気になる行動が続くなら、獣医師への相談も考えましょう。
留守番中の吠えも気になる場合は、「犬が留守番中に吠える原因と対策」もあわせて確認してみてくださいね。
記録した様子をもとに留守番環境や対策を見直す
原因が見えてきたら、記録を対策につなげましょう。
例えば、次のように見直せます。
- 退屈そうなら留守番前の過ごし方を変える
- 外に反応するなら窓からの刺激を減らす
- 危険物を触るなら留守番スペースを変える
変更後もカメラで確認すると、前後を比べやすくなります。
一度で決めず、愛犬の様子に合わせて調整してくださいね。
通知機能なども含めて比較したい方は、下記の記事もチェックしてみてくださいね。
ペットカメラは事故そのものを防げないため事前の安全対策を優先する
ペットカメラがあっても、事故を直接防げるわけではありません。
外出先で誤飲に気づいても、すぐに止められない場合があります。
そのため、カメラを設置する前に安全な環境を作りましょう。
危険な物を片付け、犬が触れない状態にしておきます。
そのうえで、ペットカメラを原因確認や環境の見直しに活用してください。
5. 犬の留守番中のいたずらに関するQ&A
対策をしていても、「これで大丈夫かな?」と迷うことがありますよね。
ここでは、留守番中のいたずらについて気になりやすい疑問に答えます。
Q1. 犬は何歳になったら留守番中のいたずらをしなくなる?
A. 「何歳になれば必ずしなくなる」とは決められません。
子犬の好奇心からくる行動は、成長とともに変化することがあります。
一方で、退屈や不安が原因なら、成犬でもいたずらする場合があります。
年齢だけで考えず、いたずらする理由を確認してみましょう。
Q2. 帰宅後にいたずらを見つけたら叱ってもいい?
A. 時間がたってから叱る方法はおすすめしません。
帰宅後に叱っても、犬が過去の行動と結びつけて理解するのは難しいためです。
叱るより、次の留守番で同じことが起きない環境を作りましょう。
触られて困る物を片付け、いたずらの原因も確認してください。
Q3. 留守番中はケージやサークルに入れたほうがいい?
A. すべての犬にケージやサークルが合うわけではありません。
普段から落ち着いて過ごせる犬なら、安全な留守番スペースとして使える場合があります。
一方で、慣れていない犬を突然長時間入れるのは避けましょう。
愛犬の性格や留守番時間に合わせて考えてください。
Q4. 留守番中に家具を噛むのをやめさせるには?
A. まず、家具を噛む理由を確認しましょう。
退屈なら、留守番前の散歩や遊びを見直します。
噛める環境そのものを変える方法も考えてください。
家具から離れた安全な場所で留守番させる方法もあります。
噛んでもよいおもちゃを用意する場合は、安全性を確認しましょう。
Q5. おもちゃを置いておけばいたずら防止になる?
A. おもちゃだけで必ず防げるわけではありません。
退屈対策として役立つ犬もいますが、原因が不安なら別の対応も考えます。
また、おもちゃ自体を壊して飲み込む危険もあります。
留守番用に使う前に、在宅中の遊び方を確認してください。
Q6. 留守番中の破壊行動は分離不安の可能性がある?
A. 可能性の一つではありますが、破壊行動だけでは判断できません。
退屈や運動不足、子犬の好奇心なども考えられます。
ペットカメラなどで、いたずらの前後を確認してみましょう。
激しい吠えや落ち着きのなさなども続く場合は、獣医師へ相談してください。
6. まとめ|犬の留守番中のいたずらは原因を確認して安全な環境を整えよう

「いたずらをやめさせることばかり考えていたかも」と感じる方もいますよね。
留守番中のいたずらには、退屈や運動不足、不安などさまざまな理由があります。
まずは次の3つから始めてみましょう。
- いたずらの原因やタイミングを確認する
- 危険な物を犬の届かない場所へ片付ける
- 安心して留守番できる環境を整える
ペットカメラを使えば、飼い主さんがいない時間の様子も確認できます。
ただし、カメラだけでは誤飲や事故を防げません。
外出前の安全対策を優先してくださいね。
原因を確認しながら、その子に合った留守番環境を作っていきましょう。
