
仕事で犬の留守番が10時間以上になるけど、大丈夫かな?
毎日長時間のお留守番をさせていて、かわいそうかも……
そんなふうに悩んでいませんか?
仕事や通勤の都合で、帰宅が遅くなる日もありますよね。
結論からいうと、犬の10時間以上の留守番は、できるだけ避けたい長さです。
特に毎日続く場合は、排泄や水分補給、ストレスなどへの配慮が欠かせません。
ただし、留守番できる時間は犬によって異なります。
この記事では、10時間以上の留守番に伴うリスクと、すぐに取り入れられる7つの対策を紹介します。
毎日長時間の留守番が続く場合の工夫も解説するので、愛犬との暮らしを見直す参考にしてくださいね。

1. 犬の留守番が10時間以上は長すぎる?

「10時間以上の留守番は、やっぱり長すぎるの?」と心配になりますよね。
犬にとって10時間以上の留守番は、できるだけ避けたい長さです。
ただし、10時間という数字だけで安全性が決まるわけではありません。
まずは、留守番時間を考えるうえで押さえたいポイントを紹介します。
10時間以上の留守番はできるだけ避けたい
犬を10時間以上ひとりにする場合は、途中でお世話をする人を確保したいところです。
犬は留守番中にも、水を飲んだり排泄したりします。
また、室温の変化や突然の体調不良にも注意が欠かせません。
長時間の留守番では、次のような問題が起こる可能性があります。
- トイレを長時間我慢してしまう
- 水がなくなっても補充できない
- 体調不良や事故への対応が遅れる
特に、トイレを屋外でしかしない犬では注意が求められます。
10時間以上の留守番が避けられない日は、途中で様子を見てもらう方法を考えましょう。
犬の留守番時間の一般的な目安は、犬の留守番は何時間まで?でも詳しく紹介しています。
英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)では、犬をひとりにする時間を4時間以内に抑えるよう勧めています。
ただし、犬が留守番に対応できる時間には個体差があります。
年齢や健康状態、排泄の環境も考えて判断しましょう。
詳しくは、RSPCAの犬の留守番に関する解説も参考にしてくださいね。
毎日10時間と週1回では負担が異なる
「週に1回だけなら大丈夫?」と気になる方もいるでしょう。
同じ10時間でも、毎日続く場合と、ときどき発生する場合では状況が異なります。
毎日長時間の留守番が続くと、散歩や遊び、飼い主と過ごす時間が少なくなりがちです。
一方、週に1回程度でも、その日の環境によっては問題が起こることがあります。
留守番の頻度を考えるときは、次の点を確認しましょう。
- 週に何日、10時間以上の留守番になるか
- 留守番中に排泄や水分補給ができるか
- 帰宅後に十分なお世話ができているか
「週1回だから安心」と決めつけないことも大切です。
頻度だけでなく、愛犬の様子を見ながら判断してくださいね。
子犬・成犬・シニア犬で注意点が異なる
犬が留守番できる時間は、年齢によっても変わります。
特に子犬やシニア犬では、長時間の留守番に注意したいところです。
それぞれの特徴を見てみましょう。
- 子犬:排泄や食事の間隔が短く、こまめなお世話が欠かせない
- 成犬:生活習慣や性格によって留守番への適応が異なる
- シニア犬:持病や足腰の衰え、排泄回数の変化に配慮したい
成犬だからといって、10時間以上の留守番が必ずできるわけではありません。
また、シニア犬は以前できていた留守番が難しくなることもあります。
年齢だけで判断せず、健康状態や生活環境も確認しましょう。
2. 犬を10時間以上留守番させる4つのリスク

「長時間の留守番で、どんなことが起こるの?」と不安になりますよね。
10時間以上の留守番では、犬の体調や生活環境に関するリスクが増えます。
特に注意したい4つのポイントを紹介します。
排泄を長時間我慢する可能性がある
留守番中のトイレは、最初に確認したいポイントです。
犬によっては、飼い主が帰宅するまで排泄を我慢してしまいます。
特に、散歩中にしかトイレをしない犬では注意が欠かせません。
長時間我慢することは、犬にとって負担になります。
一方、室内トイレを使える犬でも、トイレが汚れると排泄を避ける場合があります。
留守番前には、次の点を確認しましょう。
- 室内で排泄できる環境があるか
- トイレシートの広さや枚数は十分か
- 途中でトイレを確認できる人がいるか
排泄の回数や様子が普段と違う場合は、獣医師に相談してくださいね。
水分不足や室温の変化に対応しにくい
長時間の留守番では、水分補給と室温管理にも注意が求められます。
出発時に水を用意していても、途中でこぼしてしまうことがあります。
また、季節によっては室内の温度が大きく変化することもあるでしょう。
特に暑い時期は、熱中症への警戒が欠かせません。
留守番前には、次の対策を取り入れてください。
- 水飲み場を複数用意する
- エアコンなどで室温を管理する
- 直射日光が当たり続ける場所を避ける
ただし、これらの準備だけで、10時間以上の留守番が安全になるわけではありません。
停電や設備の故障も考え、途中で確認できる体制を整えましょう。
ストレスや分離不安が強くなる場合がある
「ひとりで寂しくないかな?」と気になりますよね。
犬によっては、長時間の留守番がストレスになることがあります。
特に、飼い主と離れることに強い不安を感じる犬では注意が欠かせません。
留守番中に、次のような様子が見られる場合があります。
- 吠え続けたり遠吠えをしたりする
- 家具や物を壊してしまう
- 落ち着かず歩き回る
ただし、これらの行動がすべて分離不安によるものとは限りません。
退屈や外の物音、体調不良などが関係することもあります。
気になる行動が続く場合は、獣医師や犬の行動に詳しい専門家へ相談しましょう。
米国動物虐待防止協会(ASPCA)では、分離不安のサインとして、吠え続ける行動や破壊行動、排泄の失敗などを紹介しています。
ただし、同じ行動でも別の原因が考えられます。
気になる様子がある方は、ASPCAの犬の分離不安に関する解説も参考にしてみてくださいね。
急な体調不良や事故に気づきにくい
10時間以上の留守番では、犬の異変に気づくまで時間がかかります。
たとえば、嘔吐や下痢をしても、飼い主が帰宅するまで気づけないかもしれません。
また、誤飲や転倒などの事故が起こる可能性もあります。
特に注意したいのは、次のような状況です。
- 誤飲しそうな物が床に置かれている
- 電気コードや家具に危険な場所がある
- 持病があり、急な体調変化が心配される
留守番前の安全確認はもちろん、緊急時に対応できる人を決めておくと安心です。
室内環境の整え方は、犬の長時間留守番における安全対策も参考にしてくださいね。
3. 犬の留守番が10時間以上になるときの7つの対策
「どうしても10時間以上、家を空ける日はどうしよう?」と悩みますよね。
そんなときは、留守番中のお世話を確保することから考えましょう。
ここでは、取り入れやすい7つの対策を紹介します。
1. 家族や知人に途中で様子を見てもらう
家族や信頼できる知人に頼めるなら、途中で訪問してもらう方法があります。
水の補充やトイレの片づけができるだけでも、留守番中の環境を整えやすくなります。
お願いするときは、次の内容を伝えておきましょう。
- 水とトイレの確認方法
- 食事や散歩をお願いする場合の手順
- 体調不良が起きたときの連絡先
犬が相手に慣れているかも確認してください。
突然知らない人が訪問すると、かえって不安になる犬もいます。
2. ペットシッターを利用する
家族や知人に頼めない場合は、ペットシッターも選択肢になります。
自宅でお世話を受けられるため、慣れた環境で過ごせるのが特徴です。
サービス内容によっては、次のようなお世話を依頼できます。
- 食事や水の交換
- トイレの掃除
- 散歩や遊び
ただし、対応できる内容は事業者によって異なります。
利用前に、料金や訪問時間、緊急時の対応方法を確認しましょう。
初めて利用する場合は、事前に顔合わせをしておくと安心ですよ。
3. 犬のデイケアや一時預かりを活用する
留守番時間が長くなる日は、犬のデイケアや一時預かりを利用する方法もあります。
スタッフがいる施設なら、自宅でひとりにする時間を減らせます。
ただし、すべての犬に預かり施設が合うわけではありません。
ほかの犬が苦手な子や、環境の変化に敏感な子もいます。
利用前には、次の点を確認しましょう。
- 預かり時間と送迎の有無
- スタッフの見守り体制
- 犬同士の接触や休憩のルール
短時間のお試し利用から始めるのもよい方法です。
愛犬が落ち着いて過ごせる施設を選んでくださいね。
4. 水とトイレを十分に確保する
留守番中の水とトイレは、特に気を配りたいポイントです。
まず、水飲み場を複数用意しましょう。
ひとつが倒れても、別の場所で飲めるようにするためです。
トイレも、犬の体格や排泄回数に合わせて広さを確保してください。
準備するときは、次の点を確認しましょう。
- 水を複数の容器に分けて用意する
- トイレシートを広めに敷く
- 水やトイレまで安全に移動できるようにする
自動給水器を使う場合も、故障に備えて別の水入れを置いておくと安心です。
ただし、水とトイレの準備だけで長時間の留守番を補えるわけではありません。
5. 室温管理と室内の安全対策を徹底する
留守番中は、犬が安全に過ごせる室内環境を整えましょう。
特に、夏場の暑さや冬場の寒さには注意が欠かせません。
エアコンなどを使い、愛犬が過ごしやすい室温を保ってください。
また、誤飲やけがにつながる物は片づけましょう。
確認したいポイントは、次の3つです。
- 室温と湿度を管理できているか
- 誤飲しそうな小物を片づけているか
- 電気コードや転倒しそうな家具に対策しているか
犬が自由に移動できる範囲も、安全性を優先して決めましょう。
長時間の留守番では、設備の故障や停電に備えることも考えてくださいね。
米国獣医師会(AVMA)でも、暑い時期は新鮮な水を十分に用意し、ペットが涼しく過ごせる環境を整えるよう案内しています。
特に夏場は、室温の上昇や熱中症に注意しましょう。
詳しくは、AVMAの暑い時期のペットの安全対策も参考にしてくださいね。
6. 出発前後の散歩や食事時間を調整する
長時間の留守番がある日は、出発前後の過ごし方も工夫しましょう。
出発前に散歩や排泄を済ませておくと、落ち着いて留守番を始めやすくなります。
帰宅後も、愛犬の様子を確認しながら一緒に過ごす時間を取りたいところです。
意識したいのは、次の3点です。
- 出発前に散歩とトイレを済ませる
- 食事の間隔が空きすぎないよう調整する
- 帰宅後は体調を確認してから触れ合う
ただし、散歩を長くすれば10時間以上の留守番が安全になるわけではありません。
子犬や持病のある犬では、食事や排泄の間隔にも配慮しましょう。
7. ペットカメラで留守番中の様子を確認する
「仕事中も愛犬の様子が気になる」という方には、ペットカメラが役立ちます。
外出先から映像を確認できるため、留守番中の行動を把握しやすくなります。
たとえば、次のような様子を確認できます。
- 落ち着いて眠れているか
- 吠え続けたり歩き回ったりしていないか
- 水飲み場やトイレの周辺に異常がないか
Furboのようなペットカメラも、選択肢のひとつです。
ただし、カメラは犬の様子を確認するための補助的な道具です。
水の補充やトイレの掃除、体調不良への対応を代わりに行うことはできません。
映像で異常を見つけたときに、誰が対応できるかまで考えておきましょう。
Furboの機能やほかのペットカメラとの違いを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
4. 毎日10時間以上の留守番が続く場合はどうする?

「仕事の都合で、毎日10時間以上になる……」という方もいますよね。
毎日長時間の留守番が続く場合は、その日の対策だけでは十分とは限りません。
生活や働き方も含めて、無理なく続けられる方法を考えましょう。
勤務時間と通勤時間を含めて留守番時間を把握する
まずは、愛犬が実際にひとりで過ごしている時間を確認しましょう。
勤務時間が8時間でも、通勤や買い物を含めると10時間以上になることがあります。
たとえば、次のようなケースです。
- 勤務時間:8時間
- 往復の通勤時間:2時間
- 合計の留守番時間:10時間
残業がある日は、さらに長くなるかもしれません。
出発から帰宅までの時間を記録すると、対策を考えやすくなりますよ。
在宅勤務や勤務時間の調整を検討する
仕事の調整ができる場合は、留守番時間を短くする方法を考えてみましょう。
たとえば、在宅勤務や時差出勤を利用できるかもしれません。
家族と出勤時間をずらす方法もあります。
検討したいのは、次のような工夫です。
- 在宅勤務の日を増やす
- 出勤時間や退勤時間を調整する
- 家族で外出時間を分担する
すぐに働き方を変えられない場合もありますよね。
その場合は、ほかのサポート方法と組み合わせて考えましょう。
定期的に利用できる預かりサービスを探す
毎日10時間以上の留守番が続くなら、定期的なサポートを検討したいところです。
ペットシッターやデイケアを継続して利用する方法があります。
一時的な利用と違い、毎週の予定に組み込めるかがポイントです。
サービスを選ぶ際は、次の点を確認しましょう。
- 希望する曜日と時間に利用できるか
- 継続した場合の費用はどのくらいか
- 急な残業や予定変更に対応できるか
料金だけでなく、愛犬との相性も確認してください。
安心して任せられる相手を見つけておくと、急な予定変更にも対応しやすくなります。
犬の様子に応じて生活環境を見直す
留守番の負担は、犬の性格や健康状態によって異なります。
以前は落ち着いて留守番できていても、年齢とともに変化することがあります。
特に、次のような様子が見られたら注意しましょう。
- 留守番中に吠え続ける
- 帰宅後に排泄の失敗が増えている
- 食欲や元気に変化がある
こうした変化が続く場合は、留守番環境を見直してください。
体調面の問題が疑われるときは、獣医師に相談しましょう。
毎日長時間の留守番が避けられない場合でも、愛犬の様子に合わせて対策を調整していきたいですね。
5. 犬の10時間以上の留守番に関するQ&A
「まだ気になることがある」という方もいますよね。
ここでは、10時間以上の留守番について、よくある疑問に答えます。
Q1. 成犬なら10時間以上留守番できる?
A.成犬でも、10時間以上の留守番はできるだけ避けましょう。
留守番に慣れている犬でも、排泄や水分補給、体調管理の問題は残ります。
年齢だけで判断せず、途中でお世話を受けられる環境を整えてくださいね。
Q2. 犬を12時間留守番させても大丈夫?
A.12時間の留守番は、10時間以上に長くなるため、さらに慎重に考えたいところです。
特に、途中で排泄や水の確認ができない環境は避けましょう。
やむを得ない場合は、家族やペットシッターなどに途中のお世話をお願いしてください。
Q3. 留守番中はケージとフリーのどちらがいい?
A.ケージとフリーのどちらが合うかは、犬の性格や室内環境によって異なります。
ただし、10時間以上の留守番で、狭いケージに閉じ込めたままにすることは避けたいところです。
水やトイレ、休憩場所を確保できる安全なスペースを用意しましょう。
フリーにする場合も、誤飲や転倒の危険がないか確認してくださいね。
Q4. 10時間以上留守番させるときはご飯をどうする?
A.食事の回数や間隔は、犬の年齢や健康状態によって異なります。
成犬でも、普段の食事時間が大きくずれないように調整したいところです。
特に子犬や、食事管理が求められる持病のある犬では注意しましょう。
自動給餌器を利用する場合も、故障に備えた対策を考えてください。
Q5. ペットカメラがあれば長時間留守番させても大丈夫?
A.ペットカメラがあっても、10時間以上の留守番が安全になるわけではありません。
カメラは、犬の様子を外出先から確認するための道具です。
給水や排泄の世話、緊急時の対応まではできません。
家族やペットシッターなど、実際に対応できる人と組み合わせて活用しましょう。
6. まとめ|犬の10時間以上の留守番は途中のお世話を確保しよう

「10時間以上の留守番が避けられない」と悩むときこそ、愛犬のためにできる工夫を考えたいですよね。
今回のポイントをまとめます。
- 10時間以上の留守番は、できるだけ避けたい
- 排泄・水分補給・室温管理・体調変化に注意する
- 途中でお世話できる人やサービスを確保する
犬が留守番できる時間は、年齢や性格、健康状態によって異なります。
そのため、10時間という数字だけで安全かどうかは判断できません。
毎日長時間の留守番が続く場合は、働き方や預かりサービスの利用も検討しましょう。
ペットカメラは便利ですが、直接のお世話に代わるものではありません。
まずは、愛犬がひとりで過ごしている時間を確認してみてください。
そのうえで、途中で様子を見てもらえる方法をひとつずつ考えていきましょう。
愛犬が少しでも落ち着いて過ごせる環境を整えてあげてくださいね。
