
子犬を迎えたけど、先住犬とうまくやっていけるかな…?
そんな不安を抱えている飼い主さんは少なくありません。
犬にも感情があり、縄張り意識や性格の違いから、すぐに仲良くなれるとは限らないのが現実です。
この記事では、先住犬の「受け入れ行動」と「相性のサイン」、そして安心して多頭飼いを始めるためのコツをわかりやすく解説していきます。

先住犬が子犬を受け入れる行動とは?
しっぽ・目線・姿勢でわかる受け入れサイン
犬は言葉を話しませんが、ボディランゲージで気持ちを伝えてくれます。
- しっぽがリラックスして左右にゆっくり振れる
- 目線が柔らかく、じっと見つめすぎない
- 体の向きが正面ではなく、少し横向きでゆったりしている
これらの様子が見られたら、「敵意はないよ、安心してね」というサイン。
子犬への関心と受け入れの準備ができつつある証拠です。
子犬に対する「興味・好奇心」の現れ
- 子犬のにおいを嗅ぎたがる
- そっと近づいて様子を見る
- 一緒に行動しようとする
こうした好奇心のある行動は、受け入れの第一歩。
無理に仲良くさせようとせず、自然に任せて少しずつ慣れさせましょう。
先住犬が落ち着いて接する=受け入れの証
子犬が近くにいても、先住犬が吠えたり怒ったりせず落ち着いている場合、それは大きな進歩です。
落ち着いた態度は、「ここにいてもいいよ」と認めているサインでもあります。
先住犬が子犬を積極的に受け入れる行動10選

子犬に優しく近づく
子犬がふらふらと近くに来ても、唸ることなく、ゆっくりと尻尾を振りながら歩み寄る。
鼻先でそっと触れるような仕草が見られたら、それは「怖がらなくていいよ」という合図です。
→ 威嚇や警戒をせず穏やかに近づくのは、受け入れの気持ちの表れです。
匂いをゆっくり嗅いで確認する
子犬の背中やお尻の匂いをクンクンと時間をかけて嗅ぐ様子は、犬同士の“自己紹介”のようなもの。
パッと嗅いで離れるのではなく、ゆっくり丁寧な動作で確認する姿勢が見られます。
→ 「あなたを知りたい」という前向きな関心のサインです。
子犬と一緒に寝転ぶ・近くで休む
子犬がそばでウトウトしているとき、先住犬もリラックスして横になり、同じ空間で静かに過ごす姿はとても穏やか。
身体が触れ合うくらいの距離で寝ているなら、安心感はかなり高い状態です。
→ リラックスして共に過ごせるのは、信頼と安心の証拠です。
子犬が食べていても平然としていられる
子犬が夢中でごはんを食べていても、それを奪おうとせず、遠くから静かに見ていたり、自分の場所でのんびりしている様子なら、落ち着いて関係を受け入れているサインです。
→ 「奪わない・怒らない」は、心に余裕がある証です。
子犬に「遊ぼう」と前足で誘う
お尻を上げて前足を地面につける“遊ぼうポーズ”を子犬に見せるのは、明確な好意のしるし。
軽く吠えたり、しっぽを大きく振りながら跳ねるように近づいてくる姿が見られたら、遊ぶ準備は万端です。
→ 仲良くなりたい気持ちを積極的に伝えています。
子犬の甘えや要求にやさしく対応する
子犬がしっぽを振って体をすり寄せてきたり、飛びついたりしても、怒らずにそっと受け止めるような対応をするなら、先住犬は余裕を持って関係を築こうとしています。
→ 甘えに付き合えるのは、心にゆとりがあるからこそです。
威嚇せず、姿勢を低くして接する
子犬に対して身体を低くし、視線を柔らかく保つ先住犬の姿は、「敵意はないから大丈夫だよ」というサイン。
大きな体でもあえて小さく見せるようにふるまうのは、優しさの現れです。
→ 相手を安心させようとする姿勢そのものが受け入れの証です。
おもちゃや寝場所を子犬とシェアする
お気に入りのぬいぐるみやベッドに子犬が近づいても怒らず、時には自分から譲るような行動が見られたら、それは強い信頼関係のサインです。
子犬が横取りしても許している様子は、まさに“お兄さん・お姉さん”の対応。
→ 「分けてあげるよ」は、心を許している証拠です。
子犬が吠えても落ち着いていられる
子犬が突然ワン!と吠えてしまっても、先住犬が顔色を変えず静かにしている様子は、精神的に安定している状態です。
ときに無視するような落ち着きは、大人の対応とも言えます。
→ 動じず見守る姿は、関係が成熟しつつあるサインです。
あいさつしたあと自分から離れて距離を取る
匂いを嗅いだり、軽くじゃれ合ったあと、先住犬が自分のスペースへ戻ってのんびりするようであれば、それは「もう十分わかったよ、OKだよ」という安心のしるし。
強く関わりすぎない距離感も大切な優しさです。
→ 適度な距離を保てるのは、余裕と安心感の表れです。
先住犬が子犬を受け入れない/拒否する行動

- 唸る・吠える・歯をむくなどの威嚇をする
- 子犬を避ける、目を合わせず距離をとる
- お気に入りの場所やごはんを守って攻撃的になる
- 子犬が近づくと体がこわばる、緊張する
このような行動が見られる場合は、まだ子犬を受け入れる準備ができていない状態なので、無理に近づけず、段階的に関係を作ることが必要です。
先住犬が子犬を受け入れるための環境づくり

はじめは“別空間・段階的”で慣らす
- 最初は別々の部屋やケージで過ごさせる
- 匂いや気配だけ感じられる環境からスタートする
- ゆっくり時間をかけて少しずつ顔を合わせる
いきなり同じ空間にせず、少しずつ距離を縮めることでストレスなく慣れていけます。
安全・安心が伝わる匂い交換法
- タオルや毛布に匂いをつけて交換する
- お互いの匂いがする場所に置いて慣れさせる
- 匂いを「安心できるもの」として認識させる
匂いのやりとりは、お互いの存在を自然に受け入れるための大事なステップになります。
散歩・遊びでポジティブな関係づくり
- 一緒に散歩する機会を作る
- 同時に遊ぶ時間を取り入れる
- 飼い主が笑顔で接することで雰囲気を良くする
共通の「楽しい体験」を積み重ねることで、子犬と先住犬の距離が自然と縮まります。
威圧しない分離スペースの確保
- それぞれに専用の寝床や食事スペースを用意する
- 無理に同じ場所にいさせない
- 落ち着ける“逃げ場”をつくっておく
適度な距離感と安心できる空間があることで、お互いがストレスなく関係を築いていけます。
先住犬が子犬を受け入れる行動によくある質問(Q&A)
Q.1 性格が合わないと受け入れない?
A.性格の相性は影響しますが、時間と関わり方で変わることも多いです。
犬同士のペースを尊重し、徐々に関係を築く工夫をしてみましょう。
Q.2 先住犬が子犬を攻撃したらどうする?
A.すぐに引き離し、冷静に対処を。
継続する場合はトレーナーや獣医師に相談して、専門的なサポートを受けましょう。
Q.3 どれくらいの期間で受け入れる?
A.犬の性格や年齢によって異なりますが、数日で慣れる子もいれば数ヶ月かかる子も。
「焦らず、ゆっくり」が基本です。
Q.4 多頭飼い初心者でも大丈夫?
A.しっかりと準備と理解があれば大丈夫!
この記事のポイントを参考に、段階的な導入と見守りを心がけましょう。
まとめ:焦らず、自然なペースで仲良くなろう

先住犬が子犬を受け入れるときには、
- 優しいしぐさや落ち着いた態度
- 子犬への興味と好意的な接触
- 無理のない距離感の調整
などのポジティブなサインが見られます。
一方で、威嚇や拒絶の行動はまだ心の準備が整っていないサイン。
決して無理をせず、環境づくりや段階的な慣らしを意識しましょう。
焦らず、犬たちのペースに寄り添って。
きっと、お互いにとって心地よい関係が築けるはずです。