
- 子犬が家中を走り回る
- 噛みつき・飛びつきが止まらない
そんな“狂ったように暴れる”行動に困っていませんか?
実は、3〜6ヶ月頃の子犬によく見られるこの行動には、成長段階ならではの理由やストレス、しつけ不足など複数の要因が絡んでいます。
この記事では、子犬が暴れる原因と対策10選・場面別の対応ポイント・よくある質問までわかりやすく解説します。

子犬が狂ったように暴れるのはなぜ?

子犬が暴れるってどんな行動?
子犬が“狂ったように暴れる”というと、次のような行動が該当します。
- 全力で家中を走り回る
- 飛び跳ねる・ソファに飛び乗る
- 人や物に噛みつく・噛みつき噛み壊す
- 床で転げ回る・止まらない
- 室内でスイッチが入ったように興奮する
これらは単なる“元気すぎる”ではなく、心と体のバランスが不安定なサインとして現れることもあります。
子犬の暴れる行動は「問題」?それとも正常?
結論から言うと…
発達段階で起きやすい正常な行動
コントロール不能で危険な暴れ方
の両方のケースがあります。
子犬は成長過程でエネルギーが有り余り、衝動的な行動が増える時期があります。
ただし、持続時間が長い・他人や犬に危害を加える・元気がなくなるなどの異常サインがある場合は、別の原因が隠れている可能性があります。
犬種や体格による違いはある?
はい、あります。
- 運動量が多い犬種(テリア・シェパード系など)は暴れやすい
- 小型犬でもエネルギッシュな性格は暴れ行動につながる
- 体格が小さくても興奮レベルは犬種・性格によって異なる
「暴れやすいかどうか」は犬種だけでなく、個体差や環境も影響します。
子犬が狂ったように暴れる7つの原因

エネルギーが有り余っている
子犬は体力が有り余るため、体を動かすことでしか発散できません。
運動不足になると、暴れる→疲れる→また暴れる…というループになりがちです。
ストレス・退屈・刺激不足
家の中が単調だったり、十分な刺激がないと「何かしなきゃ!」と暴れ行動に出ることがあります。
社会化不足で興奮しやすい
人・他の犬・音・環境に慣れていないと、刺激に過敏に反応して暴れることがあります。
思春期(成長痛/神経の発達)
ホルモンや神経の発達が追いつかない時期は、感情や行動がコントロールしにくくなることがあります。
しつけ不足でルールがわからない
「止まる」「待つ」などの基本が身についていないと
興奮状態のまま行動がエスカレートしやすくなります。
痛み・かゆみ・体調不良
痛みや皮膚のかゆみなどで不快感があると無意識に暴れる動きが出ることがあります。
分離不安・不安・恐怖感
飼い主が離れると不安になり、暴れるような問題行動として現れる場合があります。
子犬が狂ったように暴れる時の対策10選

毎日こまめに遊んでエネルギーを発散
子犬は体力が有り余っているため、まずはしっかり遊んで発散させることが最優先です。
- 引っ張り遊び(ロープトイなど)
- 軽いボール遊び
- タグごっこや追いかけっこ
遊びの時間を1日数回・短時間ずつ取り入れて、エネルギーをしっかり消耗させましょう。
短時間のトレーニングで集中力を育てる
暴れやすい子には、簡単なしつけトレーニングで「考える時間」を作ることが効果的です。
- おすわり
- まて
- アイコンタクト
- タッチなど
集中力が育つことで、興奮→クールダウンまでのコントロールがしやすくなります。
安心できる休憩場所を用意する
落ち着きがない子ほど、「どこに行けば落ち着けるか」を用意してあげることが大切です。
- ケージやクレート
- サークルスペース
- ブランケット付きの静かな場所
“安全基地”があることで、暴れたあと自分でクールダウンできる習慣が身につきます。
知育おもちゃで頭も使わせる
体だけでなく「頭を使う遊び」も興奮を落ち着かせるには有効です。
- フードパズル
- ノーズワークマット
- 中におやつを詰められる知育トイ
考える=集中する=疲れるという流れを活用しましょう。
一貫したルールで接する
「ダメって言ったのに、他の家族はOKにしてる…」という状況は、子犬にとってとても混乱します。
- コマンド(声のかけ方)を統一
- 飛びつき・噛みつきは全員で無視
- 褒め方・叱り方も一貫させる
家族全員が同じルール・同じ対応を徹底することで、子犬は安心して落ち着いて行動できます。
短時間ごとに休ませて体力を回復
子犬は興奮が長く続くと、かえって暴走状態になりやすいです。
そこで、「活動 → 休憩」を意識的に作ることが重要です。
- 遊び15〜20分 → ケージ休憩10分
- フリー時間 → 強制的に一度休ませる
このようなサイクル型の過ごし方が、心身のバランスを整えます。
ほめる・報酬で落ち着いた行動を強化
「暴れたら注目される」よりも「落ち着いてるときにいいことが起きる」と教えていくことが大切です。
- 静かに座っている時におやつ
- 自分からケージに戻ったら褒める
- 遊んだあと落ち着いたらなでる
望ましい行動を強化することが、暴れ行動の予防にもなります。
生活リズムを整える(寝る・遊ぶ・食べる)
子犬は毎日同じリズムで生活することで、精神的にも安定します。
- 起床・食事・遊び・休憩をルーティン化
- 散歩やしつけの時間もできるだけ固定
- 睡眠時間はしっかり確保(12〜16時間)
予測できる1日を作ることが、不要な興奮や暴れを減らすコツです。
子犬同士の交流・社会化トレーニング
暴れる子には「他の犬とのかかわり」が大きな学びになります。
- 同世代の子犬とのふれあい
- ドッグランでの軽い交流
- お散歩中に他の犬とすれ違う経験
社会化は、「刺激への反応を調整する力」を育て、過剰な興奮を予防します。
ひどい場合は獣医・行動専門家に相談
どんな対策をしても暴れ方がエスカレートしている・制御不能・体調が心配な場合は、早めに相談しましょう。
- 獣医で健康チェック(痛み・異常がないか)
- トレーナー・行動コンサルタントによる分析
- 分離不安や神経症のチェックも必要に応じて
「この子はおかしいのかも…」と不安な場合は、遠慮なく専門家を頼ってください。
子犬が暴れる場面別の対応ポイント

夜中に暴れる
就寝前に
- 軽い遊び
- 短い散歩
- ケージでの落ち着きタイム
を取り入れると、夜の興奮を抑えられます。
来客・不意の刺激で暴れる
急な人の訪問や大きな音では、段階的に慣らす(デシェンシタイゼーション)が効果的です。
飼い主と離れると暴れる
分離不安が原因の場合は、短い離れる練習から徐々に慣らす方法が有効です。
飛びつき・噛みつき行動
興奮して飛びつく時は、「オフ(止まれ)」→ 静かに報酬という流れで落ち着いた行動を学ばせましょう。
子犬が狂ったように暴れる行動に関するよくある質問(Q&A)
Q.1 子犬が暴れるのはいつまで続く?
A.個体差がありますが、6〜12ヶ月頃までに徐々に落ち着いてくることが多いです。
成長段階の行動のひとつとして理解しましょう。
Q.2 子犬が暴れるのと病気の見分け方は?
A.元気と興奮は違います。次のようなサインがあれば、異常の可能性あり → 獣医受診を検討してください。
- 呼吸が乱れる
- 元気がなくなる
- 食欲が落ちる
- 興奮と同時に痛みを示す
Q.3 子犬に散歩はどれくらい必要?
A.月齢3〜6ヶ月は、短めの時間 (10〜20分程度 × 複数回)が基本です。
体力に合わせて増やしましょう。
Q.4 子犬の暴れる行動は叱っていい?
A.叱るよりも、落ち着いた行動を褒める方が効果的です。
叱ると逆に興奮が強まることがあります。
まとめ|子犬が狂ったように暴れる時は“原因別対策”がカギ!

子犬が「狂ったように暴れる」行動は、単なる一時的な元気だけではありません。
- エネルギーの発散不足
- ストレス・退屈
- 社会化・しつけ不足
- 成長過程の特性
など、複数の原因が重なることが多いのです。
そのため、一つの対策だけでなく、遊び・しつけ・生活リズム・環境の4つを組み合わせて対応することが大切。
対策は「魔法のような一発逆転」ではなく、日々のルーティンとして継続していくことで、暴れる頻度は減り、信頼関係のある快適な毎日につながります。