
留守番から帰ったら、愛犬がうんちを食べていた…
そんな様子を見ると、びっくりしますよね。
普段は食べないのに、留守番中だけ食糞する犬もいます。
犬がうんちを食べる理由には、退屈や不安、習慣などが考えられます。
ただし、食事内容や体調が関係している場合もあるため、原因を決めつけないことが大切です。
この記事では、犬が留守番中にうんちを食べる6つの原因を解説します。
家庭で試せる6つの対策や、動物病院に相談する目安も紹介しますので、参考にしてくださいね。

1. 犬が留守番中にうんちを食べるのはなぜ?

「家にいるときは食べないのに、どうして?」と不思議に思いますよね。
犬がうんちを食べる行動は、食糞(しょくふん)と呼ばれます。
食糞にはさまざまな理由があり、留守番中の環境が関係する場合もあります。
まずは、犬の食糞について知っておきましょう。
留守番中だけうんちを食べる犬もいる
犬によっては、飼い主がいない時間だけうんちを食べることがあります。
たとえば、留守番中に退屈していたり、不安を感じていたりする場合です。
また、排泄したうんちが長時間そのままになり、興味を示すこともあるでしょう。
ただし、留守番中だけ食糞するからといって、必ずストレスが原因とは限りません。
まずは、いつ排泄し、どのタイミングで食べているのか確認しましょう。
食糞は子犬にも見られる行動
食糞は、子犬にも見られる行動です。
子犬は好奇心が強く、身近なものを口に入れて確かめることがあります。
そのため、自分のうんちに興味を持つ場合もあるでしょう。
成長とともに食糞しなくなる犬もいますが、すべての犬が自然にやめるわけではありません。
繰り返している場合は、生活環境や食事内容も確認してくださいね。
食糞を見つけても叱らず原因を確認する
愛犬がうんちを食べていたら、思わず叱りたくなりますよね。
しかし、食糞した後に叱っても、犬が理由を理解できるとは限りません。
かえって、飼い主の反応を気にするようになる場合もあります。
まずは、次の3つを確認しましょう。
- 食糞するのは留守番中だけか
- 排泄してから何分ほどで食べるのか
- 食欲や便の状態に変化はないか
原因を探しながら、うんちを食べにくい環境を整えていきましょう。
2. 犬が留守番中にうんちを食べる6つの原因

「留守番中に何が起きているんだろう?」と気になりますよね。
犬がうんちを食べる理由は、一つとは限りません。
ここでは、考えられる6つの原因を紹介します。
退屈や刺激不足でうんちに興味を示している
留守番中にやることが少ないと、犬が身近なものに興味を示す場合があります。
その対象が、自分のうんちになることもあるでしょう。
特に、遊びや運動の機会が少ない犬では、退屈が関係している可能性があります。
ただし、食糞だけで退屈していると判断することはできません。
普段の散歩や遊びの時間も振り返ってみましょう。
留守番中の不安やストレスが影響している
飼い主と離れることに、不安を感じる犬もいます。
留守番中の落ち着かない状態が、食糞に関係している場合もあるでしょう。
次のような様子がないか確認してください。
- 留守番中に吠え続ける
- 部屋の中を何度も歩き回る
- ドアを引っかくなどの行動がある
こうした様子が続く場合は、分離不安などが関係している可能性もあります。
まるお動物病院の「犬の分離不安」でも、留守番中の吠えや排泄などについて解説しています。
ただし、食糞だけで分離不安とは判断できません。
不安が強そうな場合は、獣医師や犬の行動に詳しい専門家へ相談しましょう。
排泄物への興味や食糞が習慣になっている
犬がうんちを食べるのは、好奇心がきっかけの場合もあります。
最初は偶然口にしただけでも、繰り返すうちに習慣になることがあるでしょう。
特に、留守番中は排泄物をすぐに片付けられません。
そのため、うんちに触れる機会が増えてしまいます。
食糞を繰り返している場合は、排泄物に近づけない工夫を考えてみましょう。
過去の飼い主の反応が行動に影響している
食糞を見つけると、慌てて声を出してしまうこともありますよね。
犬によっては、飼い主の反応が行動に影響する場合があります。
また、排泄の失敗を叱られた経験がある犬では、排泄物に関する行動が変わることも考えられます。
ただし、飼い主の反応だけが食糞の原因とは限りません。
食糞を見つけても大騒ぎせず、落ち着いて片付けましょう。
食事量や栄養状態に問題がある
食事量が足りていない場合、空腹が食糞に関係することがあります。
また、食事の消化や吸収に問題がある場合も考えられるでしょう。
まずは、次の3点を確認してください。
- 1日の給与量が愛犬に合っているか
- 年齢に合った総合栄養食を与えているか
- 体重が減っていないか
ただし、食糞するからといって、栄養不足とは限りません。
自己判断でフードを増やしすぎず、体重や体型を見ながら確認しましょう。
消化器の病気など体調不良が隠れている
食糞の背景に、病気が隠れている場合もあります。
たとえば、消化や栄養の吸収に関わる病気などです。
特に、次のような変化がある場合は注意しましょう。
- 急に食糞を始めた
- 食欲が増えたのに体重が減っている
- 下痢や嘔吐が続いている
こうした症状がある場合は、早めに動物病院へ相談してください。
食糞を単なる癖と決めつけず、愛犬の体調も確認しましょう。
3. 犬が留守番中にうんちを食べるときの6つの対策
「どうすれば留守番中の食糞を減らせるの?」と悩みますよね。
食糞対策では、うんちを食べる機会を減らすことから始めましょう。
ここでは、家庭で取り入れやすい6つの方法を紹介します。
留守番前に排泄を済ませる習慣をつける
留守番中の食糞を減らすには、出かける前の排泄習慣を見直しましょう。
飼い主がいる間に排泄できれば、うんちをすぐに片付けられます。
たとえば、次のような工夫があります。
- 出発前に散歩やトイレの時間を設ける
- 排泄できたら落ち着いて褒める
- 排泄物はできるだけ早く片付ける
ただし、犬が必ず出発前に排泄するとは限りません。
無理に我慢させたり、排泄を急かしたりしないようにしましょう。
食糞への対応を詳しく知りたい方は、いぬのきもちの「犬がウンチを食べる理由と対処法」も参考にしてください。
食糞の原因や、叱らずに対応する方法を確認できます。
散歩や遊びで適度に体を動かす
留守番前に散歩や遊びの時間を作るのも一つの方法です。
適度に体を動かすことで、犬の気分転換につながります。
また、においを嗅ぎながら歩く散歩も、犬にとってよい刺激になるでしょう。
ただし、激しい運動をさせれば食糞が治るわけではありません。
年齢や体調に合わせて、無理のない運動を取り入れてくださいね。
安全に遊べるおもちゃを用意する
留守番中の退屈を減らすために、おもちゃを活用する方法もあります。
特に、犬が自分で遊べるおもちゃは、気分転換のきっかけになります。
選ぶときは、次の3点を確認しましょう。
- 愛犬の口に合った大きさか
- 壊れにくく、誤飲の危険が少ないか
- 留守番中に使っても安全か
ただし、どんなおもちゃにも事故のリスクがあります。
初めて使うものは、飼い主が見ているときに試しましょう。
壊しやすいおもちゃや、誤飲の心配があるものは、留守番中に置かないでくださいね。
留守番中に使えるおもちゃを詳しく知りたい方は、犬の留守番おもちゃの選び方も参考にしてください。
愛犬が安全に遊べるものを選びましょう。
トイレ環境や排泄物に触れる状況を見直す
留守番中の食糞を防ぐには、トイレ環境の見直しも役立ちます。
特に、排泄したうんちに長時間触れられる環境では、食糞する機会が増えてしまいます。
まずは、次の点を確認しましょう。
- トイレが落ち着いて使える場所にあるか
- 排泄後のうんちを片付ける方法があるか
- 食事や寝床とトイレの距離が近すぎないか
留守番中に家族が片付けられるなら、協力してもらう方法もあります。
ただし、トイレに行けないようにする対策は避けましょう。
犬が無理なく排泄できる環境を優先してくださいね。
留守番中にうんちを踏んだり、体についてしまったりする場合は、犬が留守番中にうんちまみれになる原因と対策も参考にしてください。
留守番時間を見直して負担を減らす
長時間の留守番が続くと、犬によっては退屈や不安を感じることがあります。
また、排泄物を片付けられない時間も長くなります。
留守番時間が長い場合は、次の方法を検討しましょう。
- 家族に途中で様子を見てもらう
- 信頼できるペットシッターを利用する
- 留守番の時間を少しずつ調整する
ただし、犬が無理なく留守番できる時間には個体差があります。
年齢や健康状態、トイレの回数も考えながら調整しましょう。
愛犬が何時間留守番できるのか気になる方は、犬のお留守番は何時間まで?も参考にしてください。
年齢や生活環境に合わせて、無理のない留守番時間を考えましょう。
ペットカメラで食糞するタイミングを確認する
留守番中の様子がわからないと、対策を考えるのも難しいですよね。
そんなときは、ペットカメラで行動を確認する方法があります。
たとえば、次のようなことを確認できます。
- 留守番を始めてからいつ排泄するか
- 排泄後すぐにうんちを食べるか
- 食糞の前に落ち着かない様子があるか
食糞するタイミングがわかれば、生活リズムや環境を見直す手がかりになります。
ただし、ペットカメラ自体が食糞を防ぐわけではありません。
留守番中の様子を確認できるカメラを探している方は、下記の記事も参考にしてください。
見守り機能やカメラごとの違いを比較しながら、愛犬に合ったものを選びましょう。
4. 留守番中の食糞を防ぐために確認したいこと

「対策を試しても、なかなかやめてくれない…」と困ることもありますよね。
食糞への対応は、犬の年齢や健康状態によっても変わります。
ここでは、対策を続けるうえで確認したいポイントを紹介します。
子犬と成犬では食糞の原因や対策が異なる
子犬では、好奇心からうんちを口にする場合があります。
一方、成犬では、習慣や生活環境、体調なども確認したいところです。
ただし、年齢だけで食糞の原因が決まるわけではありません。
子犬の場合は、安全な環境を整えながら、排泄後に片付ける習慣を作りましょう。
成犬で急に食糞が始まった場合は、体調の変化にも注意してくださいね。
うんちを食べた後に叱らない
食糞を見つけても、強く叱るのは避けましょう。
犬が食糞と叱られた理由を結びつけられるとは限りません。
また、叱ることで不安が強くなる場合もあります。
食糞した後は、落ち着いて片付けてください。
今後の対策として、排泄後すぐに片付けられる環境を考えてみましょう。
食糞が急に始まった場合や体調に変化がある場合は受診する
今まで食糞しなかった犬が、急にうんちを食べ始めた場合は注意しましょう。
生活環境の変化だけでなく、体調不良が関係している可能性もあります。
特に、次のような症状がある場合は早めに受診してください。
- 食欲や飲水量が急に変わった
- 体重が減ってきた
- 嘔吐や下痢、元気の低下がある
また、食べた便に異物や薬剤などが混じっていた可能性がある場合も、獣医師に相談しましょう。
食糞が続く場合は獣医師に相談する
家庭で対策を続けても食糞が改善しない場合は、獣医師に相談しましょう。
食事内容や便の状態、生活環境などを確認してもらえます。
相談するときは、次の情報をまとめておくと伝えやすいですよ。
- 食糞が始まった時期や頻度
- 食事内容や1日の給与量
- 留守番時間や食糞するタイミング
ペットカメラの映像があれば、行動を説明する際の参考にもなります。
必要に応じて、犬の行動に詳しい専門家へ相談する方法もあります。
5. 犬の留守番中の食糞に関するよくある質問
「うんちを食べても大丈夫なの?」など、気になることがありますよね。
ここでは、留守番中の食糞について、よくある疑問に答えます。
Q1. 犬がうんちを食べても大丈夫?
A. 自分のうんちを少量食べても、必ず体調を崩すわけではありません。
ただし、食糞には寄生虫や病原体などのリスクがあります。
特に、ほかの動物の便を食べた場合は注意しましょう。
嘔吐や下痢、元気の低下がある場合は、動物病院へ相談してください。
Q2. 留守番中だけうんちを食べるのはなぜ?
A. 留守番中の退屈や不安、排泄物に触れる時間の長さなどが考えられます。
また、食糞が習慣になっている場合もあるでしょう。
ただし、原因を一つに決めつけることはできません。
ペットカメラなどで、食糞するタイミングを確認してみましょう。
Q3. 食糞は成長すると自然に治る?
A.子犬の食糞は、成長とともに見られなくなる場合があります。
ただし、すべての犬が自然にやめるわけではありません。
食糞を繰り返す場合は、排泄物を早めに片付けるなど、環境を整えましょう。
長く続く場合は、獣医師に相談してくださいね。
Q4. 食糞防止グッズは効果がある?
A.食糞防止用のグッズには、さまざまな種類があります。
ただし、どの犬にも同じ効果があるわけではありません。
特に、サプリメントなどは、食糞の原因によって効果が異なる可能性があります。
まずは、食事内容や生活環境を確認しましょう。
商品を使う場合は、安全性を確認し、心配なら獣医師に相談してください。
Q5. ペットカメラで食糞を防げる?
A. ペットカメラだけで、食糞を確実に防ぐことはできません。
ただし、留守番中の行動を確認するには役立ちます。
排泄や食糞のタイミングがわかれば、対策を考えやすくなるでしょう。
カメラは食糞を直接止める道具ではなく、原因を探るための見守り手段として活用してくださいね。
6. まとめ|犬が留守番中にうんちを食べるときは原因に合った対策をしよう

留守番中に愛犬がうんちを食べていると、心配になりますよね。
食糞には、退屈や不安、習慣など、さまざまな理由があります。
今回のポイントは、次の3つです。
- 留守番中の食糞は、退屈や不安だけが原因とは限らない
- 排泄物に触れる機会を減らし、留守番環境を整える
- 急に食糞を始めた場合や体調に変化がある場合は受診する
まずは、愛犬がいつうんちを食べているのか確認しましょう。
留守番前の排泄習慣や、トイレ環境を見直すことから始めてみてください。
ペットカメラを使って、留守番中の様子を確認する方法もあります。
ただし、対策を試しても食糞が続く場合は、獣医師へ相談しましょう。
愛犬に合った方法を見つけながら、安心して留守番できる環境を整えていきたいですね。
