
うちの犬は外でしかトイレをしないけど、留守番させても大丈夫?
仕事や外出で家を空けるとき、心配になりますよね。
外でしか排泄しない犬でも、留守番は可能です。
ただし、排泄の間隔や健康状態に合わせて、無理のない時間に調整しましょう。
ただし、長時間トイレを我慢させない工夫が欠かせません。
この記事では、犬が室内で排泄しない理由と、留守番中の対策を5つ紹介します。
室内トイレの練習方法も解説するので、愛犬に合った方法を探してみてくださいね。

1. 外でしかトイレをしない犬は留守番できる?

外でしかトイレをしない愛犬を残して出かけるのは、不安ですよね。
結論からいうと、外でしか排泄しない犬でも留守番は可能です。
ただし、排泄の間隔や体調には個体差があります。
無理に我慢させず、愛犬の様子に合わせて留守番時間を考えましょう。
外でしか排泄しない犬が留守番するときの問題
外でしかトイレをしない犬は、飼い主が帰宅するまで排泄を我慢する場合があります。
特に、留守番が長くなる日は心配ですよね。
考えられる問題は、次の3つです。
- 排泄したくても室内でできない
- トイレを我慢して落ち着かなくなる
- 帰宅後まで排泄の機会がない
散歩の時間がずれると、普段の排泄リズムも変わります。
留守番前後の散歩だけで対応できるか、確認しておきましょう。
トイレを長時間我慢させるリスク
犬がトイレを長時間我慢する状態は、できるだけ避けたいところです。
排尿の機会が少ないと、膀胱に尿がたまった状態が続きます。
また、排泄したいのにできない状況は、犬の負担にもなります。
特に注意したいのは、次のような様子です。
- 何度も排尿姿勢を取る
- 落ち着かず歩き回る
- 排尿時に痛がる、尿の量が少ない
ただし、これらは病気のサインでもあります。
単なる我慢と決めつけず、いつもと違う様子があれば獣医師に相談しましょう。
留守番できる時間は年齢や健康状態によって異なる
「犬は何時間までトイレを我慢できるの?」と気になりますよね。
実際には、すべての犬に当てはまる時間はありません。
留守番時間を考えるときは、次の3点を確認しましょう。
- 子犬・成犬・老犬のどの時期か
- 持病や服薬、飲水量に変化がないか
- 普段は何時間おきに排泄しているか
子犬は排泄の間隔が短く、老犬も頻尿になることがあります。
成犬でも、長時間の我慢を前提にするのは避けましょう。
まずは普段の排泄時間を記録すると、留守番の予定を立てやすくなりますよ。
留守番時間について詳しく知りたい方は、犬のお留守番は何時間まで?も参考にしてくださいね。
尿が出ない・排尿時に苦しそうな場合はすぐに動物病院へ
愛犬が尿を出せずに苦しそうにしていたら、様子見はしないでください。
排尿しようとしても尿が出ない場合は、尿道閉塞などの病気も考えられます。
特に、次の症状には注意しましょう。
- 排尿姿勢を取るのに尿が出ない
- 排尿時に鳴く、強く痛がる
- 元気がない、吐く、お腹が張る
排尿時の異常については、VCA動物病院の排尿トラブル解説(英語)も参考になります。
ただし、尿が出ない場合は、記事を読むより受診を優先してください。
2. 犬が外でしかトイレをしない5つの理由

「どうして家の中ではトイレをしてくれないの?」と悩みますよね。
犬が外でしか排泄しない理由は、ひとつとは限りません。
これまでの生活習慣や、室内の環境が関係している場合もあります。
まずは、愛犬に当てはまる理由を探してみましょう。
散歩中に排泄する習慣がついている
毎日の散歩で排泄している犬は、外でトイレをする習慣が身についている場合があります。
特に、子犬のころから外で排泄してきた犬に見られます。
室内にトイレを置いても、すぐには使わないかもしれません。
この場合は、散歩の習慣を急に変えず、室内でも排泄できるよう少しずつ練習しましょう。
室内のトイレ環境が落ち着かない
室内トイレの場所が気に入らず、排泄を避ける犬もいます。
たとえば、人の出入りが多い場所では落ち着かないことがあります。
確認したいポイントは、次の3つです。
- 人通りや物音が多くないか
- トイレの広さは十分か
- 寝床や食事場所に近すぎないか
愛犬が安心できる、静かな場所を選んでみましょう。
トイレシートの感触に慣れていない
外で排泄する犬は、土や草の感触に慣れていることがあります。
そのため、室内のトイレシートを嫌がる場合もあるでしょう。
特に、足元の感触に敏感な犬では、トイレに乗ること自体を避けるかもしれません。
まずはシートの上に乗る練習から始めてみてください。
無理に乗せず、自分から近づけたら褒めてあげましょう。
室内での排泄を叱られた経験がある
過去に室内での粗相を叱られた犬は、家の中で排泄することをためらう場合があります。
犬は、叱られた理由を人と同じようには理解できません。
そのため、排泄そのものを避けたり、人の前でしなくなったりすることもあります。
室内トイレを練習するときは、失敗しても叱らないようにしましょう。
安心して排泄できる経験を積み重ねることが大切です。
屋外のにおいや環境が排泄のきっかけになっている
犬は、周囲のにおいや場所を手がかりに排泄することがあります。
散歩中の草むらや電柱の近くなど、決まった場所で排泄する犬もいますよね。
こうした犬は、室内では排泄のきっかけをつかみにくい場合があります。
まずは外で排泄するときの様子を観察してみましょう。
好む場所や足元の感触がわかると、室内トイレを整えるヒントになります。
3. 外でしかトイレをしない犬の留守番対策5つ
外でしか排泄しない犬を留守番させるなら、事前の準備が気になりますよね。
まずは、排泄を我慢する時間をできるだけ短くすることを考えましょう。
ここでは、すぐに取り入れやすい対策を5つ紹介します。
留守番前に散歩で排泄を済ませる
外でしかトイレをしない犬には、留守番前の散歩が役立ちます。
出発前に排泄できれば、留守番中の負担を減らせます。
ただし、散歩に出れば必ず排泄するとは限りません。
愛犬が落ち着いて排泄できるよう、時間に余裕を持ちましょう。
帰宅後も、できるだけ早く排泄の機会を作ってくださいね。
室内に落ち着いて排泄できる場所を用意する
外でしか排泄しない犬でも、室内トイレを用意しておくと選択肢が増えます。
最初は使わなくても、少しずつ慣らしていきましょう。
設置するときは、次の3点を意識してください。
- 静かで落ち着ける場所に置く
- 愛犬が方向転換できる広さを確保する
- 滑りにくく、掃除しやすい環境にする
トイレシートを噛んだり破ったりする犬には、誤飲対策も欠かせません。
詳しくは、犬がトイレシートを破る原因と対策も参考にしてくださいね。
排泄のタイミングに合わせて留守番時間を調整する
犬の排泄時間に合わせて外出を計画するのも、ひとつの方法です。
普段の排泄リズムを把握すると、予定を立てやすくなりますよ。
まずは、次のタイミングを記録してみましょう。
- 朝起きたあと
- 食事や水を飲んだあと
- 散歩や運動のあと
ただし、排泄の間隔は毎日同じとは限りません。
予定が長引く場合も考え、余裕のある留守番時間を設定しましょう。
家族やペットシッターに排泄のサポートを頼む
長時間の留守番が避けられない日は、誰かに排泄をサポートしてもらう方法もあります。
家族や信頼できる知人に、途中で散歩を頼めると安心ですね。
難しい場合は、ペットシッターの利用も検討してみましょう。
依頼するときは、普段の排泄場所や散歩の習慣を伝えてください。
初対面の人が苦手な犬なら、事前に顔合わせをしておくとよいでしょう。
長時間の留守番が心配な方は、一人暮らしで犬を留守番させるときの対策も参考になりますよ。
留守番中の様子を確認して排泄環境を見直す
留守番中の愛犬が気になる方は、ペットカメラの活用もおすすめです。
外出先から様子を確認できるため、落ち着いて過ごしているかチェックできます。
特に、次の3点を確認しましょう。
- トイレの周りを何度も歩いていないか
- 落ち着かず室内を行き来していないか
- 普段と違う行動をしていないか
ただし、カメラだけで排泄の我慢を判断することはできません。
ペットカメラが気になる方は、下記の記事も参考にしてくださいね。
4. 外でしかトイレをしない犬に室内トイレを覚えてもらう方法

「できれば家の中でもトイレをしてほしい」と思いますよね。
室内トイレは、成犬になってからでも練習できます。
ただし、慣れるまでの時間には個体差があります。
焦らず、愛犬が安心して排泄できる環境を作っていきましょう。
屋外で使っている排泄の合図を室内でも活用する
散歩中に「ワンツー」などの声かけをしているなら、室内でも活用してみましょう。
まだ合図がない場合は、外で排泄するときに短い言葉を添えるところから始めます。
排泄中に静かに声をかけ、終わったら褒めてあげましょう。
これを繰り返すことで、合図と排泄を結びつける練習ができます。
ただし、合図だけですぐに排泄できるわけではありません。
トイレシートや設置場所に少しずつ慣らす
室内トイレを嫌がる犬には、段階的な練習がおすすめです。
最初から排泄させようとせず、トイレに近づくことから始めましょう。
練習の流れは、次のとおりです。
- トイレシートの近くに行けたら褒める
- 自分からシートに乗れたら褒める
- 排泄しやすい時間帯にトイレへ誘導する
シートを怖がる場合は、無理に乗せないでください。
愛犬のペースに合わせて進めましょう。
室内で排泄できたらすぐに褒める
室内トイレで排泄できたら、その場ですぐに褒めましょう。
好きなおやつを少量与える方法もあります。
ポイントは、排泄した直後に褒めることです。
時間がたってから褒めても、何を褒められたのかわかりにくくなります。
成功した経験を積み重ねて、室内トイレに慣れてもらいましょう。
失敗しても叱らず練習を続ける
室内トイレの練習では、失敗することもあります。
そんなときも、叱らずに片づけましょう。
叱ると、飼い主の前で排泄することを怖がる場合があります。
失敗した場所は、においが残らないように掃除してください。
うまくいかないときは、トイレの場所や誘導する時間を見直してみましょう。
成犬のトイレトレーニングについては、アメリカンケネルクラブの解説(英語)も参考になりますよ。
室内で排泄できるまで無理に我慢させない
室内トイレを覚えてもらうために、外へ連れて行かず我慢させるのは避けましょう。
排泄できない時間が長くなると、体への負担が心配です。
練習中も、これまでどおり屋外で排泄する機会を確保してください。
室内トイレは、少しずつ使えるようになることを目指しましょう。
なかなか成功しない場合は、獣医師や犬の行動に詳しい専門家に相談する方法もありますよ。
5. 外でしかトイレをしない犬の留守番に関するよくある質問
愛犬の留守番を考えると、細かな疑問も出てきますよね。
ここでは、外でしかトイレをしない犬について、よくある質問に答えます。
Q1. 犬は何時間までトイレを我慢できる?
A. 犬が排泄を我慢できる時間は、年齢や健康状態によって異なります。
そのため、「成犬なら何時間でも大丈夫」とは言い切れません。
普段の排泄間隔を確認し、それより長く我慢させないように考えましょう。
頻尿や排尿時の痛みがある場合は、留守番時間を調整する前に動物病院へ相談してください。
Q2.成犬になってからでも室内トイレを覚えられる?
A. はい。成犬になってからでも、室内トイレを覚えられる可能性はあります。
ただし、長年の習慣を変えるには時間がかかる場合もあるでしょう。
トイレの場所やシートに少しずつ慣らし、成功したらすぐに褒めてください。
焦らず練習を続けることがポイントです。
Q3. 雨の日も外でしかトイレをしない場合は?
A. 雨の日でも外でしか排泄しない犬には、安全に散歩できる環境を考えましょう。
短時間でも、普段の排泄場所へ行くと排泄できる場合があります。
ただし、雷や強風、猛暑などの危険がある日は無理をしないでください。
こうした日に備えて、普段から室内トイレを練習しておくと安心ですね。
雨の日の排泄対策は、アメリカンケネルクラブの雨天時のトイレ対策(英語)も参考にしてくださいね。
Q4. 留守番中にトイレをしない犬は大丈夫?
A. 留守番中に排泄しないことだけで、すぐに異常とは限りません。
普段から散歩中に排泄する犬もいます。
ただし、帰宅後も尿が出ない場合や、排尿時に苦しそうな場合は注意してください。
特に、尿を出そうとしても出ない状態は緊急性があります。
すぐに動物病院へ連絡しましょう。
Q5. 急に室内でトイレをしなくなったらどうする?
A. 以前は室内で排泄していたのに、急にしなくなった場合は原因を確認しましょう。
トイレの場所やシートの変更が影響している場合もあります。
一方で、膀胱炎や尿路結石などの病気が関係することもあります。
排尿回数や尿の色、痛がる様子がないか確認してください。
急な変化が続く場合は、動物病院で相談しましょう。
6. まとめ|外でしかトイレをしない犬の留守番は排泄環境と時間の調整が大切

外でしかトイレをしない犬でも、留守番はできます。
ただし、排泄を長時間我慢させない工夫が欠かせません。
今回のポイントを振り返りましょう。
- 留守番前後に排泄の機会を確保する
- 愛犬の年齢や体調に合わせて留守番時間を調整する
- 室内トイレは叱らず、少しずつ練習する
長時間の外出では、家族やペットシッターのサポートも考えてみてください。
また、尿が出ない、排尿時に痛がるなどの症状があれば、すぐに動物病院へ相談しましょう。
まずは愛犬の排泄リズムを確認することから始めてみてくださいね。
