
「子犬が急にご飯を食べなくなった」となると、かなり心配になりますよね。
特に生後2〜6ヶ月ごろは、まだ体も成長途中です。
食べない状態をどこまで様子見してよいのか、迷う方も多いでしょう。
子犬がご飯を食べない理由はひとつではありません。
歯の生え変わりや環境の変化、食事量などが関係する場合もあります。
一方で、病気や体調不良が隠れているケースもあるため注意してください。
この記事では、子犬がご飯を食べない7つの理由を紹介します。
月齢別の原因や対処法、病院へ行く目安も解説するので、愛犬の様子と照らし合わせてみてください。

子犬がご飯を食べないのは珍しい?

「子犬ならいつでも食欲旺盛なのでは?」と思ってしまいますよね。
実際には、元気な子犬でも食べ方が変わることがあります。
年齢を問わず犬がご飯を食べない原因や受診の目安を確認したい方は、「犬がご飯を食べない原因と対処法」も参考にしてみてください。
子犬は成長に伴って食欲にムラが出ることがある
子犬は成長するにつれて、食事量や食べ方が変わることがあります。
- 日によって食べる量が違う
- 以前より食べるスピードが遅い
- 月齢が進んで食事量が変わった
ただし、急にまったく食べなくなった場合は、単なる食べムラと決めつけないようにしましょう。
おやつは食べるのにご飯を食べない場合もある
ご飯を残しても、おやつなら喜んで食べる子犬もいます。
- おやつを与える回数が多い
- ご飯より好みの味を覚えた
- 食べなければ別の物が出てくる
まずはおやつの量やタイミングを確認し、主食を食べやすい生活リズムを作ってみましょう。
元気がある場合とない場合で対応が異なる
食欲だけでなく、普段通りの元気があるかも確認してください。
- 遊びや散歩には反応する
- 水は普段通り飲んでいる
- 呼びかけへの反応がいつも通り
ぐったりしているなど普段と違う様子があれば、食べるまで待たず獣医師へ相談しましょう。
子犬がご飯を食べない主な理由7つ
「どうして急に食べなくなったの?」と原因がわからず困りますよね。
ここでは、子犬がご飯を食べない主な理由を7つ見ていきます。
①歯の生え変わりで食べにくい
歯の生え変わり時期には、硬いフードを食べにくそうにする子もいます。
- カリカリを噛みにくそうにする
- 柔らかい食べ物には反応する
- 口元を気にする仕草が増えた
口の中に違和感がありそうなら、フードの硬さを調整しながら様子を確認してみましょう。
②お迎え直後など環境の変化で緊張している
新しい家へ迎えた直後は、慣れない環境に緊張することがあります。
- 家に来てまだ数日しか経っていない
- 人や生活音に慣れていない
- 落ち着いて眠れていない
静かに休める場所を作り、食事や睡眠のリズムを少しずつ整えてあげましょう。
③フードの味や食感が好みに合わない
元気なのにフードを残すなら、味や食感が好みに合っていない場合もあります。
- 特定のフードだけ残す
- ウェットフードなら食べる
- フードを変えてから食べなくなった
何度も商品を変える前に、粒の硬さや香りなど食べにくい原因がないか確認してみてください。
④おやつの食べすぎでお腹が空いていない
おやつをたくさん食べていると、食事の時間に空腹にならないことがあります。
- 食事前にもおやつを与えている
- トレーニングで何度も与えている
- 家族それぞれがおやつをあげている
1日に与えている量を家族で共有し、主食とのバランスを見直してみましょう。
⑤成長に伴って必要な食事量が変化した
子犬の成長スピードが変わると、食べる量にも変化が出ることがあります。
- 以前より食べ残しが増えた
- 体重は順調に増えている
- 元気や便の状態に変化がない
フードの給与量だけで決めず、月齢や体型、運動量も見ながら調整しましょう。
成長のスピードは犬種や個体によって差があるため、今のフードの粒の大きさやカロリー量が今の体格に合っているかも、あわせて見直しておくと安心です。
⑥ワクチン接種後などで一時的に食欲が落ちている
ワクチン接種後に、いつもより元気や食欲が落ちる場合があります。
- 接種後に食欲が落ちた
- 普段より静かに過ごしている
- 注射した部分を気にしている
症状が強い場合や体調変化が続く場合は、接種した動物病院へ連絡してください。
⑦病気や体調不良が隠れている
ご飯を食べない状態には、病気や体調不良が関係している場合もあります。
- 嘔吐や下痢をしている
- ぐったりして遊ばない
- 水も飲もうとしない
食欲以外にも変化があるなら、自己判断で長く様子を見ず動物病院へ相談しましょう。
月齢別|子犬がご飯を食べない原因と対処法

「月齢によって原因も変わるの?」と気になるところですよね。
2〜6ヶ月ごろは成長が早いため、その時期に合わせて様子を確認しましょう。
2〜3ヶ月|お迎え直後の環境変化に注意する
2〜3ヶ月ごろは、お迎え直後の環境変化が食欲に影響する場合があります。
- 静かに食べられる場所を作る
- 急にフードを変更しない
- 睡眠や食事の時間を整える
遊ばせすぎにも気をつけ、まずは新しい家で安心して過ごせる環境を作ってあげましょう。
4〜5ヶ月|歯の生え変わりや食べムラを確認する
4〜5ヶ月ごろは、口の中の変化にも注目してみましょう。
- 硬い粒だけ残していないか
- 噛み方に変化がないか
- 食べる量が急減していないか
カリカリを食べにくそうなら、ぬるま湯でふやかすなど食感を調整してみてください。
6ヶ月前後|成長による食事量の変化を確認する
6ヶ月前後で食べる量が減った場合は、成長や活動量も確認しましょう。
- 体重は順調に増えているか
- 運動量に変化がないか
- 食べ残す量が増えていないか
元気や便の状態も見ながら、現在の体格に食事量が合っているか確認してみてください。
子犬がご飯を食べないときの対処法
「食べてくれるなら何でも試したい」と思ってしまいますよね。
体調に問題がなければ、まず食べ方や与え方を工夫してみましょう。
ドッグフードをふやかして食べやすくする
硬いカリカリを食べにくそうなら、ぬるま湯でふやかす方法があります。
- 粒が柔らかくなる
- 香りを感じやすくなる
- 水分も一緒に摂りやすい
熱い状態では与えず、子犬が食べられる温度まで冷ましてから出してください。
詳しい与え方は、ロイヤルカナン「子犬の食事に関するよくある質問」も参考になります。
食事の回数・時間・量を見直す
子犬の月齢や生活リズムに合わせて、食事の与え方も確認しましょう。
- 毎日ほぼ同じ時間に与える
- 月齢に合った回数に分ける
- 1日の給与量を確認する
一度にたくさん与えるのではなく、月齢やフードに合わせて調整してみてください。
おやつの量を減らしてみる
ご飯を食べずにおやつを欲しがるなら、まずおやつの量を確認しましょう。
- 食事前のおやつを控える
- 家族で与えた量を共有する
- ご褒美は小さくして与える
主食を食べないからとおやつを増やすと、さらにご飯を残す原因になりかねません。
食いつきのいい子犬向けドッグフードを検討する
今子犬がご飯を食べないとき、実はフードの味や粒の大きさが合っていないだけというケースも少なくありません。
- 子犬の成長段階に対応しているか
- 粒の大きさや硬さは合っているか
- 主食として与えられる商品か
「他の方法を試してからでないと」と後回しにせず、早い段階で見直しておくと安心です。
子犬のフード選びで迷っている方は、下記の記事も参考にしてみてください。
モグワンは全犬種・全年齢に対応しているため、子犬期のフード候補として比較できます。
手からあげる場合は習慣化に注意する
手からなら食べる場合でも、毎回続けるかは少し考えたいところです。
- 食器では食べない
- 手に乗せると食べ始める
- 飼い主さんが離れると食べない
手からしか食べない状態が続くなら、「犬が手であげないとご飯を食べない原因と対処法」も参考にしてみてください。
子犬がご飯を食べないときに病院へ行く目安

「病院へ行くほどなのかな?」と判断に迷いますよね。
子犬は体が小さいため、食欲以外の症状も含めて判断してください。
受診を迷ったときは、アニコム損保「犬のフードの選び方」も参考にしながら、心配な症状があれば動物病院へ相談しましょう。
ぐったりして元気がない
食べないうえに元気もない場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
- 呼びかけへの反応が弱い
- 遊ぼうとせず寝たまま
- 立ったり歩いたりするのを嫌がる
いつもの食べムラとは様子が違うと感じたら、食欲が戻るまで待たないほうが安心です。
嘔吐や下痢などの症状がある
食欲不振に嘔吐や下痢が加わっている場合も注意してください。
- 何度も吐いている
- 下痢や水っぽい便が続く
- 便に血が混じっている
症状が繰り返す場合や元気もない場合は、早めに獣医師へ相談しましょう。
水も飲まない・飲めない
ご飯だけでなく水も飲めない場合は、長時間の様子見を避けましょう。
- 水をまったく口にしない
- 飲んでも吐いてしまう
- 口元へ水を近づけても反応しない
脱水につながる可能性もあるため、動物病院へ連絡して受診のタイミングを確認してください。
誤飲・誤食の可能性がある
子犬は身の回りの物を口にしやすいため、誤飲や誤食にも注意しましょう。
- おもちゃの一部がなくなっている
- 人の食べ物を口にした可能性がある
- 食欲低下と嘔吐などが見られる
誤飲した物によって対応が変わるため、自己判断で吐かせず動物病院へ連絡してください。
幼齢・小型の子犬が長時間食べていない
月齢が低く体の小さな子犬では、食べない時間にも注意がいります。
- まだお迎えしたばかり
- 体が小さく月齢も低い
- 食欲低下と元気の低下がある
「何時間なら大丈夫」と一律に考えず、迷った時点で動物病院へ相談するのが安心です。
子犬がご飯を食べないときのQ&A
「こんな場合はどうすれば?」という疑問も出てきますよね。
最後に、子犬の食欲についてよくある疑問をまとめます。
Q1. おやつは食べるのにご飯を食べないのはわがまま?
A.おやつを食べるからといって、必ずしもわがままとは限りません。
- おやつでお腹が満たされている
- 主食の味や硬さが合っていない
- 口の中に違和感がある
まずはおやつを調整し、体調や口の状態にも変化がないか確認してください。
Q2. 子犬がご飯を食べない場合は何時間まで様子を見ていい?
A.月齢や体格、体調によって異なるため、一律に時間だけで決めるのは避けましょう。
- 月齢が低く体が小さい
- 元気がなくぐったりしている
- 嘔吐や下痢なども見られる
特に幼齢の子犬やほかの症状がある場合は、時間を決めて待たず動物病院へ相談してください。
Q3. 水は飲むけどご飯を食べない場合は大丈夫?
A.水が飲めていても、それだけで問題がないとは判断できません。
- 元気は普段通りあるか
- 嘔吐や下痢はないか
- 食欲低下が続いていないか
水は飲めても食事を取らない状態が続くなら、「犬がご飯を食べないけど水は飲む場合」もあわせて確認してみてください。
Q4. 子犬用ドッグフードはいつまで与える?
A.子犬用から成犬用へ切り替える時期は、犬種や成長スピードによって変わります。
- フードの対象年齢を確認する
- 犬種ごとの成長時期を考える
- 体重や体型も確認する
月齢だけで一律に切り替えず、商品表示や獣医師のアドバイスも参考にしてください。
Q5. カリカリを食べない場合はどうすればいい?
A.硬さが気になるようなら、ふやかすなど食べやすくする方法があります。
- ぬるま湯で柔らかくする
- 粒の大きさを確認する
- 口の中に異常がないか見る
カリカリだけを避ける状態が続くなら、「犬がドライフードを食べない原因と対処法」も参考にしてみてください。
まとめ|子犬がご飯を食べないときは月齢と体調を確認しよう

「食べないと成長に影響しそう」と心配になりますよね。
子犬がご飯を食べない理由はさまざまです。
お迎え直後の緊張や歯の生え変わりが関係する場合もあります。
おやつの食べすぎや食事量が原因になるケースもあるでしょう。
まずは月齢だけでなく、元気や飲水量、便の状態も確認してください。
ぐったりしている、嘔吐や下痢がある、水も飲めない場合は注意がいります。
また、幼齢で体の小さな子犬は自己判断で長時間待たないほうが安心です。
体調に問題がなければ、フードの硬さや食事量、与える時間などを見直してみましょう。
愛犬の普段の様子と比べながら、月齢と状態に合った対応を選んでください。
