
老犬がうんこを食べてしまうと、とても心配になりますよね。
どうしてこんな行動をするの?
と悩む飼い主さんも多いです。
実は犬の食糞(しょくふん)は、珍しい行動ではありません。
特に老犬では、体調や生活環境の変化が関係することがあります。
この記事では次の内容をわかりやすく解説します。
- 老犬がうんこを食べる原因
- 食糞をやめさせる対策
- 注意したい病気の可能性
順番に読めば、老犬の食糞への対応方法が見えてきます。

老犬がうんこを食べるのはなぜ?食糞の基本知識

愛犬がうんこを食べているのを見ると驚きますよね。
しかし犬の世界では、食糞はそれほど珍しい行動ではありません。
まずは食糞について基本的な知識を見ていきましょう。
食糞とはどんな行動?
食糞とは、犬が自分や他の犬の排泄物を食べてしまう行動のことです。
主に次のようなケースがあります。
- 自分のうんこを食べる
- 他の犬のうんこを食べる
- 猫のうんこを食べる
犬にとっては、必ずしも異常な行動とは限りません。
子犬だけでなく老犬にも起こる理由
食糞は子犬によく見られる行動です。
しかし老犬でも起こることがあります。
老犬の場合は
- 消化機能の変化
- 認知機能の低下
- 生活環境の変化
などが関係していることがあります。
食糞は放置しても大丈夫?
食糞は必ずしも危険な行動ではありません。
しかし注意が必要なケースもあります。
例えば
- 頻繁に食べる
- 突然始まった
- 体調の変化がある
このような場合は、原因を確認することが大切です。
老犬がうんこを食べる5つの原因

老犬が食糞をする理由は一つではありません。
体の変化や生活環境が関係していることもあります。
ここではよくある原因を紹介します。
消化機能の低下による栄養不足
老犬になると消化機能が低下することがあります。
その結果
- 栄養を十分に吸収できない
- うんこに栄養が残る
こうした状態になることがあります。
そのため、排泄物の匂いに反応して食べてしまうことがあります。
認知症(犬の認知機能不全症候群)
老犬では認知症の症状が出ることがあります。
認知機能が低下すると
- 行動の変化
- 判断力の低下
が起こることがあります。
その結果、食糞行動が見られる場合があります。
フードや食事量の問題
食事内容が合っていない場合も原因になります。
例えば
- 食事量が足りない
- 栄養バランスが偏っている
こうした場合、犬は食べ物を探す行動をすることがあります。
ストレスや生活環境の変化
環境の変化も食糞の原因になることがあります。
例えば
- 引っ越し
- 飼い主の生活リズムの変化
- 散歩量の変化
こうした変化でストレスが増えると、行動が変わることがあります。
排泄物の片付け習慣
犬は本能的に巣を清潔に保とうとすることがあります。
そのため
- うんこを片付けてもらえない
- トイレが汚れている
こうした状況で食べてしまう犬もいます。
老犬の食糞をやめさせる6つの対策(うんこを食べる対処法)

食糞は原因に合わせて対策することが大切です。
環境を少し見直すだけで改善することもあります。
排泄後すぐにうんこを片付ける
最もシンプルな方法は、すぐに片付けることです。
排泄したあと
- すぐに処理する
- トイレを清潔に保つ
この習慣を作ると、食糞を防ぎやすくなります。
フードを消化しやすいものに変更
老犬は消化機能が弱くなることがあります。
そのため
- シニア用フード
- 消化しやすいフード
に変更すると改善することがあります。
犬の食事内容は健康や行動にも影響します。
犬がご飯を食べないときの原因については、「犬がご飯を食べないのに水は飲む理由と対処法」の記事も参考にしてください。
食事回数を増やす
空腹が原因で食糞することもあります。
その場合は
- 1日2回 → 3回
- 少量ずつ与える
こうした方法が効果的なことがあります。
トイレ環境を見直す
トイレ環境が合っていない場合もあります。
例えば
- トイレが狭い
- 落ち着かない場所
こうした環境を見直すと改善することがあります。
ストレスを減らす生活環境づくり
ストレスが原因の場合は生活環境を見直します。
例えば
- 散歩時間を増やす
- 遊ぶ時間を作る
こうした工夫で落ち着く犬もいます。
犬のストレスは行動の変化につながることがあります。
散歩量が多すぎる場合の影響については、犬は散歩しすぎるとどうなる?の記事も参考になります。
動物病院で健康チェック
食糞が急に始まった場合は注意が必要です。
その場合は
- 消化器の病気
- ホルモンの病気
などの可能性もあります。
気になる場合は、動物病院で相談するのが安心です。
老犬の食糞で注意したい3つの病気
食糞が続く場合は、病気が関係していることもあります。
認知症(認知機能不全症候群)
老犬では認知症が起こることがあります。
症状として
- 徘徊
- 昼夜逆転
- 行動の変化
などが見られることがあります。
消化不良・腸の病気
腸の病気や消化不良がある場合、栄養吸収がうまくいかないことがあります。
その結果、食糞行動が起こることがあります。
ホルモン系の病気
ホルモンバランスが崩れる病気でも、食欲の変化が起こることがあります。
例えば
- クッシング症候群
- 甲状腺の病気
こうした病気が原因になることもあります。
老犬の食糞に関するよくあるQ&A

Q1.老犬が突然うんこを食べ始めたのはなぜ?
A.老犬では体調や生活環境の変化が影響することがあります。
特に
- 消化機能の変化
- 認知機能の低下
などが関係することがあります。
Q2.食糞は体に悪い?
必ずしも健康に悪いとは限りません。
ただし
- 寄生虫
- 細菌
のリスクがあるため、できるだけ防ぐことが望ましいです。
Q3.食糞を叱るのは逆効果?
A.叱ると犬は不安を感じてしまいます。
その結果
- 隠れて食べる
- 排泄を我慢する
など別の問題が起こることもあります。
そのため、環境を整えて対策することが大切です。
犬の健康管理については、日本獣医師会|ペットの健康管理(PDF)(専門機関)の情報も参考になります。
まとめ|老犬の食糞は原因に合わせて対策しよう
老犬がうんこを食べる行動には、いくつかの原因があります。
主な原因は
- 消化機能の低下
- 認知機能の変化
- 生活環境の問題
などです。
まずは
- トイレ環境
- 食事内容
- 生活習慣
を見直してみましょう。
食糞が続く場合は、動物病院で相談することも大切です。
愛犬の体調を確認しながら、無理のない対策を続けていきましょう。