
- 犬スリングって見た目は可愛いけど、犬にとってはどうなんだろう…?
- SNSで“スリングはかわいそう”って聞いて不安になった
そんな風に感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
犬スリングは小型犬の移動や通院などに便利なアイテムですが、使い方や状況によっては体に負担をかけてしまうリスクも。
本記事では、「犬スリングが良くない」と言われる理由や、実際に注意すべきポイント、安全に使うための10のコツを詳しく解説します。

犬スリングを安全に使う10の対策
サイズ・体重範囲を確認
スリングの製品表示をよく確認し、適合する範囲内で使いましょう。
通気性の良い素材を選ぶ
夏場はメッシュタイプや冷感素材が◎
使用時間は10〜15分以内を目安に
長時間の使用は疲労の原因に。
下からしっかり支える設計を選ぶ
特に腰・お尻を支える構造が重要。
揺れを最小限に抑える歩き方を意識
ゆっくりと安定した動作を心がけましょう。
犬の様子をこまめにチェック
目の動き・呼吸・耳の動きに注目。
使い始めは室内で練習する
成功体験を積ませてから外出に使いましょう。
夏場の使用は避ける or 冷却対策を
保冷材、保冷スカーフ、日陰を活用。
休憩と歩行をセットで考える
「歩く→スリングで休憩→再び歩く」など使い分けを。
不安があれば獣医やトリマーに相談
プロの視点でアドバイスがもらえます。
犬スリングが「良くない」と言われる理由とは?

犬スリングとはどんな抱っこスタイル?
犬スリングは、飼い主が肩にかけて、体に密着させた状態で犬を抱っこできる布製バッグのようなものです。
人間の赤ちゃん用スリングに似た構造で、小型犬との移動や電車移動、病院の待合室などで使われることが多いです。
ただし、使い方によっては犬の関節や筋肉に負担がかかることもあり、すべての犬に適しているとは限りません。
SNSや口コミで「かわいそう」と言われる背景
- 足が変な角度で曲がっている
- ぐったりしてるように見える
- 狭くて苦しそう…
そんな写真や動画がSNSに投稿され、「スリング=かわいそう」と感じる人も増えています。
特に気をつけたいのは以下のようなケース。
- 犬の体勢がねじれて不自然になっている
- 暑い日や長時間使っている
- スリング内で犬が自由に動けず不安定
見た目の印象だけでなく、実際に不快感や疲れを感じている犬もいます。
スリングの評価・誤解が広がる原因
スリング使用の是非が語られる中で、誤解や極端な意見が広がってしまうことも。
例えば
- 肉球が上を向く姿勢=苦しいと思われやすい
- 犬が静か=リラックスしている or 逆にストレスで固まっている?
- 「誰かがこう言っていた」情報の拡散
つまり、スリングが悪いのではなく、「使い方」が問題なのです。
犬スリングが本当に良くない可能性がある5つの理由

不自然な姿勢で負担がかかる
スリング内では、犬の体がくの字に曲がっていたり、足が変な方向を向いたりすることがあります。
その状態が続くと
- 背骨に無理な力がかかる
- 股関節が圧迫される
- 血流が悪くなる
特に、体がまだ成長途中の子犬や、高齢犬には注意が必要です。
長時間で筋肉疲労・関節トラブルのリスク
一見大人しく見えても、犬の筋肉は常に姿勢を保とうとして緊張しています。長時間スリングに入れたままだと、筋肉疲労や関節への負荷が蓄積される可能性も。
実際に、獣医師から「スリングを使いすぎて関節を痛めた」というケースも報告されています。
揺れや振動でストレスになりやすい
歩くたびに犬が上下に揺れてしまうと、酔ったような不快感やストレス反応(震え・あくび・舌なめずり)が出ることも。
人間にとっては軽い揺れでも、体重が小さい犬にとっては大きな動きに感じるのです。
通気性が悪いと蒸れ・熱中症の懸念
密着型のスリングは通気性が悪くなりがち。
夏場の使用では、犬の体温がこもり熱中症のリスクが高まります。
- 舌を出してハァハァする
- 体が熱い
- 元気がなくなる
こうした症状が出たら、すぐに涼しい場所で休ませましょう。
体重や体格に適合しないと危険
スリングの推奨体重を超えて使っていたり、体格に合わない形のスリングを使っていると、滑り落ちたり、無理な体勢で固定されたりする危険性があります。
特に胴が長い犬種(ダックスなど)や太り気味の犬は、専用の設計がされたものを選ぶ必要があります。
犬スリングが「必ず良くない」わけではないケース

短時間・安心できる環境であればOK
- 通院時の移動
- 電車内の短時間移動
- イベントや花火の待ち時間 など
こうした短時間で静かな環境なら、犬のストレスも少なく済みます。
抱かれ慣れている犬は負担感が少ない
普段から抱っこされているのが好きな子は、スリングでもリラックスしやすいです。
ただし、「抱っこ好き=スリングが平気」とは限らないので、必ず反応を見ながら使いましょう。
月齢・体重によって向き不向きがある
- 子犬:骨や関節が柔らかく、長時間は避けるべき
- 成犬:体格に合ったスリングを使えば◎
- シニア犬:持病があったり、関節が弱っている場合は慎重に
犬ごとの体調や性格を観察して判断することが大切です。
スリング以外の「犬に優しい移動・抱っこ方法」
抱っこバッグ(横抱き)
- 犬の体を水平に支えるため、自然な姿勢をキープしやすい
- 長時間の移動やアウトドアにおすすめ
ペットカート
- 体力のない子、シニア犬、暑い日のお出かけに便利
- 中で立ったり座ったりできる自由度も◎
ハーネス+リードで歩行中心に
- 犬本来の動きを活かせる移動方法
- 自由さと運動のバランスが取れる
車内移動用シート・ハーネス固定
- 安全面では必須アイテム。
- ドライブボックスや専用ハーネスを使って、安全な車移動を。
犬スリングによくある質問(Q&A)

Q. 子犬でもスリングは使える?
A. 基本的には短時間だけなら可。
ただし、骨の成長や神経系が未発達なので、使い方には細心の注意が必要です。
Q. スリングでストレスサインがあったら?
A. 震える、目をそらす、舌をペロペロなめる、興奮するなどがあれば、すぐに使用を中止し、安心できる場所で落ち着かせましょう。
Q. スリングと抱っこ、どっちが負担少ない?
A. 一概には言えませんが、犬の姿勢を自由に調整できる抱っこの方が楽なことが多いです。
スリングは両手が空くメリットがある分、姿勢の固定感があります。
Q. 「かわいそう」という声は本当?
A. 状況によります。
正しい姿勢・サイズ・素材・時間管理ができていれば、「かわいそう」ではなく「安心できるアイテム」にもなります。
まとめ|「使い方」次第でスリングは味方になる
「犬スリングは良くない」と言われる背景には、姿勢・使用時間・素材・体格など複数の要因があります。
しかし、それは裏を返せば、適切に使えば、快適に活用できるアイテムでもあるということ。
「良くない=絶対NG」と思い込まずに、「どう使えば犬の負担を減らせるか」という視点を持つことが大切です。
- サイズ選び
- 使用時間の管理
- 姿勢のサポート
- 愛犬の反応チェック
こうした工夫を取り入れれば、犬スリングは安全かつ便利な移動手段になります。
誤解や噂だけで「かわいそう」と判断せず、科学的根拠や専門家の声に耳を傾けましょう。