
ご飯を出しても食べないのに、手であげるとすぐ食べる…
こんな悩みを抱える飼い主さんは意外と多いものです。
実は、この行動には食事の環境・学習行動・体調・犬同士の影響など、さまざまな背景が隠れていることがあります。
この記事では、
- 食べないけど手からなら食べる原因
- 習慣化を防ぎ「器から食べる」を促す10の対策
- 食欲不振の体調チェックポイント
をわかりやすく紹介します。

手であげると食べる習慣をやめさせる対策10選
ここからは、「器から食べない」を改善する具体的な対策10選です。
ご飯の時間をルーティン化する
毎日同じ時間にご飯を与えることで、体内リズムが整い食欲が安定します。
手であげる→器に持ち替える「橋渡し」
- 手で少量与える
- そのまま器へ誘導
これを繰り返し、「器=食べる場所」と学習させます。
器を変えて興味を引き出す
- 軽くて低めのボウル
- 広口で匂いが拡散しやすい形
視覚・嗅覚への刺激がアップします。
おやつとフードを混ぜてリメイク
香りや味が強いものを少量混ぜることで、食欲を刺激できます。
ただし過度な混ぜすぎはNG。
食事前に軽い運動で食欲を促す
散歩や軽い遊びでエネルギー消費→食欲UPが期待できます。
食べないときは一定時間(10〜15分)で終了
ダラダラ与えると「食べないクセ」が強まります。
短時間で区切る習慣をつけましょう。
ほめ方・声かけのルール化
- 器から食べたらすぐ褒める
- 目を見て優しい声で
ポジティブ強化が最も効果的です。
モデル犬と同じ空間で食べさせる
多頭飼いの場合、先住犬が食べているのを見せると、「同じように食べる」習性で改善することもあります。
獣医おすすめフードへの切替
消化・嗜好性に配慮された療法食・プレミアムフードは、食欲改善に役立つケースが多いです。
食後の健康管理(体調変化チェック)
食後に
- 元気があるか
- 便の状態
- 食欲の波
を観察し、体調変化を見逃さないことも大切です。
「犬がご飯を食べないけど手であげると食べる」って本当?

ご飯を食べない犬の行動パターン
犬がご飯を拒否する行動は以下のようなものがあります。
- まったく口をつけない(完全拒否)
- 匂いを嗅いで離れる
- お皿の前で遊ぶ仕草をする
- 他の誘惑に意識が向いて食べない
この状態が続くと、食事がストレスになっている可能性もあります。
手であげると食べる理由がある
手で食べるケースには、次のような理由があることが多いです。
- 安心感がある
→ 飼い主の手が「安全・優しいもの」と認識 - 注目欲求が満たされる
→ 手=ほめられる/構ってもらえる - 視点が近く、香りが強く感じられる
つまり、犬にとって「手で食べる」ことは物理的+心理的メリットが多い習慣になってしまうのです。
放置すると食べない行動が習慣化する理由
手で食べさせ続けると、犬は次のように学習してしまいます。
- 器に入ったフードは「退屈・魅力がないもの」と認識
- 手からなら「注目+ご褒美の時間」と結びつく
- 食事が報酬行動になってしまう
これが進むと、器から食べないクセが固定化されやすくなります。
犬がご飯を食べないのに手であげると食べる主な原因7つ

原因は1つではなく、行動・環境・体調など複合的な場合も多いです。
ストレス・環境変化
変化があると犬は敏感です。
- 騒音が増えている
- 引っ越し直後
- 同居者が増えた/減った
これらの影響で、食事への安心感が低下している可能性があります。
嗜好(味・匂い)・フードの好み
犬にも「好き嫌い」はあります。
- ドライフードは苦手
- 匂いが弱いと興味を持たない
- ウェットタイプなら食べるケース
フードの種類・香り・食感を見直すことも重要です。
食べるペース・学習性(手からくれる=ご褒美)
手=注目・ご褒美と学習している可能性。
- 器では反応なし
- 手からならすぐ食べる
これは学習性の副次効果として多く見られます。
空腹のタイミングが合っていない
犬にも「食べやすい時間帯」があります。
- 散歩後なら食欲UP
- 昼寝直後はまだ眠い
タイミングを見直すだけで改善することも。
体調不良・口内トラブル
- 歯痛・歯肉炎
- 口内炎
- 消化不良
これらがあると、噛む行為自体が負担になり、器から食べなくなります。
他の犬の食べ方を見て影響を受ける
多頭飼いの場合、他犬の食べ方を真似ることもあります。
- 競争意識で最初だけ食べる
- 逆にストレスで食べなくなる
他犬の存在が影響することも。
年齢(老犬・子犬)特有の食欲変動
- 子犬:成長期の影響で波がある
- 老犬:加齢による味覚・消化機能の変化
年齢によっても原因が変わります。
犬がご飯を食べないときの体調チェックポイント

食べない原因が体調不良のサインである可能性もあります。
以下のポイントをチェックしてみましょう。
食欲不振+元気のなさ:要注意サイン
- ぐったりしている
- 嘔吐・下痢がある
これらがあれば獣医受診を検討。
口内のチェック(歯・歯茎・口臭)
- 歯石・炎症
- 口臭が強い
- 歯茎が赤い
食欲減退の可能性あり。
便・尿の変化
- 便が緩い/黒い
- 尿の量・色の変化
体調不良との関連を確認しよう。
獣医に相談すべき症状のサイン
- 食べない+元気消失
- 呼吸異常
- 痙攣・震え
これらは緊急性ありの可能性。
犬がご飯を食べない・手であげると食べるによくある質問(Q&A)
Q.1「手であげると食べる」行動はしつけで直せる?
A.はい。
多くは学習性・環境要因のため、対策で改善可能です。
Q.2 器から食べない犬はどのくらい続く?
A.短期なら環境要因が主、数日以上続くなら体調面も検討。
Q.3 多頭飼いのときの食べない対策は?
A.先住犬の食事を見せる、一緒に食べる環境づくりが効果的。
Q.4 子犬・老犬で食べない原因は違う?
A.はい。
子犬は学習性・リズム、老犬は体調・加齢性が影響しやすいです。
まとめ|犬がご飯を食べないのに手であげると食べるときの改善ポイント

犬がご飯を食べないのに手で食べる習慣は、
- 環境・ストレス
- 嗜好・食事のリズム
- 学習性
- 体調変化
などが原因として絡み合います。
手で与え続けると、
- 器から食べないクセ
- 食事時間の長期化
- 飼い主への依存
につながりやすくなります。
改善には、
- 食事環境の見直し
- 規則的なルーティン化
- ポジティブなしつけ
- 専門家のアドバイス
などの段階的な対策が効果的です。
「器から食べる=安心・良い体験」を積み重ねることで、犬の食欲としつけの両方を自然に改善していきましょう。