犬の散歩

犬を自転車で散歩させるのはダメ?意外と知らない散歩の注意点

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犬を自転車で散歩させることはダメなのか

自転車に乗って犬を散歩させている人がいるけど、それはしても良いことなの?

自転車での散歩は違法になるって聞いたけど、本当?

といった疑問をお持ちではありませんか?

 

昔、歩いての犬の散歩が面倒で、自転車で散歩をしようとしたことがありました。

しかし、愛犬の引っ張る力で自転車ごと倒れそうだったので、自転車での散歩を諦めたという過去があります。

 

今回紹介する記事の内容はこちら。

  1. 犬を自転車で散歩させるのはダメ?
  2. 自転車に犬を乗せることについて

 

犬を自転車で散歩させるのは、誰が見ても危険なものに見えます。

ただ、限定的な条件下であれば、自転車による犬の散歩は可能かもしれません。

その辺りのお話も今回紹介していきます。

 

 

犬を自転車で散歩させるのはダメ?

自転車で犬の散歩をする男性

自転車に乗って犬の散歩をする人

片手運転の場合、道路交通法違反になります

自転車に乗り、片手でリードを持った状態で犬の散歩をしている人を見かけることがあると思います。

しかし、その散歩のやり方は、道路交通法違反にあたります。

道路交通法には、以下のように記載されています。

 

第四章:運転者及び使用者の義務 第一節:運転者の義務

第七十条 車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。

出典:電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ:道路交通法

 

記載されている『車両等』という言葉には、自転車も含まれます

つまり、自転車に乗る時は、両手でハンドルを持ち、他人に危害を及ぼさないよう安全に運転しなければならないということです。

 

片手で犬のリードを持ち、片手で自転車のハンドル操作をするのは、安全な運転だと言えません。

ですから、そのような運転で散歩をしている場合は、道路交通法違反にあたります。

 

 

道路交通法に違反した場合

自転車による犬の散歩で、道路交通法違反をした場合、もちろん罰則があります。

道路交通法の第119条と第119条9号では、以下のように記載されています。

 

 第八章:罰則

  • 第百十九条 次の各号のいずれかに該当する者は、三月以下の懲役又は五万円以下の罰金に処する。
  • 九 第七十条(安全運転の義務)の規定に違反した者

出典:電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ:道路交通法

 

自転車による犬の散歩で、今まで転倒や事故を起こしたことはないから大丈夫!

と飼い主さんが思っていても、警察官に「危ない運転だ」と思われたら、呼び止められる可能性もあります。

その場合、道路交通法違反ということで罰則が科せられるかもしれません。

 

 

自転車での犬の散歩中、事故を起こした場合

もし、犬を自転車で散歩している時、歩行者を巻き込んでの交通事故を起こしてしまったら、過失傷害の罪に問われる可能性があります。

そのような場合、刑法では、罰則内容が以下のように記載されています。

 

第二十八章:過失傷害の罪

  • 第二百九条 過失により人を傷害した者は、三十万円以下の罰金又は科料に処する。
  • 第二百十条 過失により人を死亡させた者は、五十万円以下の罰金に処する。
  • 第二百十一条 業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、五年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。

出典:電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ:刑法

 

被害者である相手方の怪我次第にもよりますが、最悪の場合、5年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金という思い罰則が科せられます。

 

また、刑法での罰則以外にも、

  • 怪我を治すための治療費や入院費、通院費
  • 被害者の持ち物を壊した場合は、その修理代や購入代

なども支払わなければいけなくなります。

 

 

条件によっては違法にならない?

基本的には、自転車に乗った状態での犬の散歩は、道路交通法違反になると考えられています。

しかし、それは片手運転や、他の歩行者に危害を及ぼす可能性がある場合です。

 

逆に言ってしまえば、

  • 両手でハンドルを持ち、安全な速度と方法で運転している
  • 犬のしつけ・訓練等がきちんとできている
  • 私道などの他人に危険が及ばないと確信できる場所での運転

このような条件下であれば、道路交通法違反にならず、自転車による犬の散歩は可能なのではないか?ということです。

 

自転車による犬の散歩についてネットで調べてみると、どこのサイトでも

犬を自転車で散歩させるのは道路交通法違反になります!

と書かれてはいます。

しかし、道路交通法に違反しない状態でも、自転車による犬の散歩は違反となるのか、詳細は記載されていませんでした。

 

しかし、道路交通法をよく見てみれば、『どんな場所でも自転車による犬の散歩を禁ずる』といった記載はありません。

記載されているのは、ハンドルを確実に操作し、他人に危害を及ぼさない速度と方法で運転ということ。

 

ならば、犬をきちんとしつけ、周りは何もない広い私有地や見晴らしが良い田舎道で、他の歩行者が全くいないことを確認できれば、自転車散歩をしても違法と言えないのではないでしょうか。

 

ただ、『安全な運転』、『安全な場所』、『犬のしつけができている』という3点は、環境などによっては誰でも守れる訳ではありません。

犬をきちんとしつけていたとしても、何かに驚いてしまい、どこかに飛び出してしまうという可能性もあります。

ですから、安全に自転車による犬の散歩ができるというのは、中々難しいことのように思えます。

 

 

自転車に犬を乗せることについて

自転車のカゴに入っている犬

自転車のカゴに入っている犬

自転車のカゴに犬を入れる場合

自転車のカゴに犬を入れて運転する場合、道路交通法違反になる可能性もあります。

各都道府県では、道路交通法に関する規則があり、例として、東京都の道路交通規則の一部について紹介します。

 

第8条3号

傘を差し、物を担ぎ、物を持つ等視野を妨げ、又は安定を失うおそれのある方法で、大型自動二輪車、普通自動二輪車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと。

出典:東京都道路交通規則

 

つまり、安定を失うおそれのある方法で自転車を運転してはいけないということですね。

 

犬は動物であり、飼い主さんがいつでもコントロールできる訳ではありません。

犬がカゴの中で動いたり、何かの拍子で犬が驚き、カゴから飛び降りたりすることで、自転車がバランスを崩す可能性があります。

その場合、安定を失うおそれのある方法として、道路交通法違反になるかもしれません。

 

このような規則は各都道府県にありますが、全ての都道府県に『安定を失うおそれのある方法で自転車を運転してはいけない』といった内容が記載がされているとは限りません。

 

しかし、普通の自転車のカゴに犬を入れて運転することで、事故が起こる可能性は高くなります。

例え、各都道府県で自転車と犬に関する規則がなかったとしても、安全のために自転車のカゴに犬を入れることはしないほうが良いでしょう

 

 

ペットを乗せる専用の自転車

現代では、ペットを乗せる専用の自転車なんてものも市販されています。

 

 

こちらのペットポーターは、自転車とペット専用のバッグが一体になっているものです。

バッグには、ペットの飛び出し防止用のリードフックも付いており、普通の自転車のカゴにはない安全対策が施されています。

 

そのため、他の歩行者に危険を及ぼすこともなく、道路交通法違反にもあたらないため、愛犬と一緒にサイクリングをしたいという方には、必須の自転車かもしれません。

ただ、税込みで5万円と高価な自転車なので、中々手が出しにくい代物です…(汗)。

 

 

犬を自転車で散歩させることについてのまとめ

  • 片手で自転車を運転し、犬を散歩させることは道路交通法違反になり、罰則を受ける可能性もあります。
  • 『安全な運転』、『安全な場所』、『犬のしつけができている』という3点が守られていれば、自転車による犬の散歩は可能かもしれません。
  • 犬を自転車のカゴに入れて運転する場合、都道府県によっては、道路交通法違反になる可能性があります。

限定的な条件下では、自転車に乗った状態での犬の散歩は違法にならないかもしれないと紹介しました。

しかし、例え違法にならないとしても、事故が起こりやすい状態であり、飼い主さん自身や愛犬が怪我をする可能性はあります。

 

どれだけ安全な環境に整えたとしても、愛犬が必ずしも飼い主さんの思った通りに行動するとは限りません。

ですから、できるだけ愛犬をコントロールし、周りの方々や飼い主さん、愛犬自身を守るためにも、自転車による犬の散歩を控えるように努めましょう。

 

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