
うちの犬、特定の家族だけに吠える…
そんな悩みを抱える飼い主さんは意外と多く、家庭内の空気にも影響を与えることがあります。
原因は、恐怖・不安・接し方の違い・しつけの不一致などさまざま。
この記事では、
- 犬が特定の家族に吠える主な原因
- 吠えをやめさせる10の具体的対策
- やってはいけないNG対応
- 年齢や多頭飼いにも対応したQ&A
をわかりやすく解説します。

犬が特定の家族に吠えるのをやめさせる10の対策
ここからは、実際にすぐ取り入れられる対策10選です。
コマンド(Sit/Stay)を統一したルールで教える
「Sit」「Stay」などの基本コマンドを家族で統一して使うことで、犬の反応を制御できるようになります。
共通のコマンドは、犬にとって「ルールの明確な合図」です。
ほめ方とタイミングを家族で揃える
吠えずに落ち着いたら即座にほめることが重要です。
家族全員で「静かにできた=良いこと」と認識を揃えましょう。
先に落ち着かせるルーティンをつくる
来客・帰宅時・食事前など、特定のシチュエーションでルーティンをつくることで犬の不安を減らします。
例:扉を開ける→「Sit」→褒める→入室
トリーツ付き短いトレーニングを毎日実施
短時間のトレーニングを毎日行うことで、緊張→反応の流れを減らします。
トリーツでポジティブな体験を関連づけることがポイントです。
家族それぞれが「役割分担」する
特定の家族に吠える場合、役割を明確にするのが有効です。
例えば
- Aさん:落ち着かせ係
- Bさん:無反応で距離を取る
- Cさん:後方から関与
などチームで対応すると改善が早くなります。
徐々に近づく“デシェンシタイゼーション”
犬が嫌がる対象との距離を小さくする練習です。
近づいては離れる、の繰り返しで「恐怖→安全」への学習を促します。
触れ合い方を見直す(抱っこ・目線)
犬にとってのプレッシャーのサインは人それぞれ異なります。
抱き方・目線の高さ・近づき方を変えると、犬の反応が和らぐこともあります。
一緒にいる時間の質を上げる
犬が特定の人とポジティブな時間を過ごすことで、「その人=楽しい体験」と関連づけられます。
散歩・遊び・トレーニングなどの時間を増やしましょう。
トレーナー・行動学の専門家に相談
家庭内だけで改善が進まない場合、専門家の介入が有効です。
行動分析のプロは、最適なトレーニングプランを提案してくれます。
体調・年齢・痛みのチェックも忘れず
犬が吠える背景には、体調不良や加齢による変化が隠れていることもあります。
動物病院での健康チェックは必須です。
犬が特定の家族に吠えるのはなぜ?原因を理解する

犬が特定の家族にだけ吠える行動とは
犬が特定の家族にだけ吠えるパターンは主に次のようなケースです。
- 家族の顔・声・体の動きを見たときだけ吠える
- 家族が帰宅した時に吠える
- 子どもにだけ吠える
- 高齢者にだけ吠える
このように「特定の人物に対してだけ反応する」行動は、ただのわがままではありません。
恐怖・不安・ストレスが原因のパターン
犬は、特定の動作や音、視線を「怖い・嫌」と感じているときに吠えることがあります。
例えば
- 大きな声や急な動きが怖い
- そばに立つとプレッシャーに感じる
- 特定の人の歩き方や声がトリガーになる
これらはすべて恐怖・不安・ストレス反応としての吠えです。
コミュニケーション不足・接し方の違い
家族の中でも性格や関わり方は違いますよね。
犬にとっては、ある人の接し方が予測不可能・わかりにくいと感じることがあり、その結果吠えることがあります。
このようなコミュニケーションのズレが原因になることも。
ルールが家族でバラバラになっているケース
家族全員でしつけルールが統一されていないと、犬は混乱して特定の人にだけ反応しがちです。
例えば
- ある人は抱っこ・ある人は無視
- ある人は遊び・ある人は叱る
このような対応のバラバラさが、犬の反応を大きくします。
犬が特定の家族に吠える時の行動パターン

犬が吠えるときの行動には、意味があるパターンがあります。
威嚇的に吠える(近づくとキャンキャン)
支配性・警戒心が強いとき
- 近づくと吠える
- 距離が縮まるほど興奮する
このパターンは恐怖や不安が背景にあることが多いです。
甘えて吠える(注意を引きたい)
注目欲求としての吠え
- 家族に構ってほしくて吠える
- 近くに来ると吠える
これは「構ってほしい」というコミュニケーションの要求が背景です。
興奮・遊びのあとに吠える
嬉しさやハイテンションが尾を引いている
- 遊んだ後に吠えやすい
- 興奮状態が落ち着きにくい
エネルギー発散が不十分な可能性も。
不安・脅威を感じた時に吠える
特定のトリガーに反応
- 声・歩き方・匂い
- その人の動作がストレス要因になっている
科学的には「嫌悪条件」として記憶されている可能性があります。
犬が特定の家族に吠えるときのNG対応

怒鳴る・押さえつける
叱責や力で押さえつけると、恐怖心が増し、逆効果になりやすいです。
過度なご褒美で吠え=注目の癖づけ
吠えた後で構ってしまうと、吠える=注目を得るという学習が固定化してしまいます。
バラバラなルールで対応する
家族ごとに対応が違うと、犬は混乱し改善が遠のきます。
一貫性が最重要です。
犬が特定の家族に吠えるときのよくある質問(Q&A)
Q.1 子ども・高齢者への吠えを直したい
A.子ども・高齢者は動作や声のトーンが犬には予測しにくいことがあります。
ゆっくりした動作・低い声かけを意識すると改善が早いです。
Q.2 多頭飼いでも特定の家族にだけ吠える?
A.あります。
先住犬・新入り犬の関係性や序列が影響して、その人だけ反応するパターンもあります。
この場合も、ルール統一とポジティブ体験がカギ。
Q.3 吠えるのは性格のせい?
A.性格の影響はありますが、多くは環境要因・学習性が強いです。
適切な対応で改善が期待できます。
Q.4 吠えなくなるまでどれくらい?
A.犬によって差がありますが、2〜4週間程度の継続トレーニングで変化が見られることが多いです。
焦らず一貫した対応を。
まとめ|犬が特定の家族に吠える原因と対策のポイント

犬が特定の家族に吠えるのは、恐怖・不安や接し方の違い、しつけの一貫性の欠如が原因です。
行動は原因に合わせた対策を継続すれば改善可能。
大切なのは、
- 家族全員でルールを統一する
- 吠えない行動をポジティブに強化する
- 必要なら専門家のサポートを活用する
犬の気持ちを理解し、安心できる関係づくりを心がけましょう。し付けください!